日本人の品格: 新渡戸稲造の「武士道」に学ぶ (PHP文庫 み 33-2)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569666426

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  • 新渡戸稲造の「武士道」を小説や映画、ドラマなどを参照にしながら「武士道は日本民族の文化遺産である」ことを解説している。

  • 岬龍一郎著。
    新渡戸稲造の『武士道』を翻訳している人です。
    1946年生まれ、早稲田大学卒、情報会社・出版社の役員を歴任。
    退職後、著述業の傍ら、人材育成のために「人間経営塾」を全国13ヶ所で主宰。
    というようなことをやっていらっしゃる方。
    新渡戸稲造や内村鑑三など、江戸から明治にかけて
    日本人が持っていた精神を明治時代に著した著者の本に、
    「人は、日本人は、いかにあるべきか」ということを求め、現代において普及している。

    本書も、同様。
    本書は、特に新渡戸の『武士道』の解説本という位置付けに近い。
    『武士道』のエッセンスをかいつまんで、分かりやすく、現代との対比などを交えて説明している。

    個人的には、新渡戸の『武士道』を先に読んでいたので、
    この本から読み取ったことはそれほど多くはなかった。
    『武士道』はやや難解なので、読みづらい人にはこの本は読みやすいものと思われます。
    個人的には、次の社会モデルを考えていく上で、非常に示唆に富む考え方であり、本であると思います。『武士道』も含めて。

    ちなみに本書は1995年刊行のものを加筆・修正されて、
    初版2006年6月。252ページ。

  • この本の凄いところは、仏教や神道だけでなく、儒教との比較から武士道を論じていたり、勝海舟と福沢諭吉の確執の中から、やせ我慢の説の利点だけでなく欠点をも指摘し、しかし両者の生き方にはそれぞれの素晴らしさがあるという、いずれかに偏らない、新しい評価している点であろう。

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著者プロフィール

岬 龍一郎
1946年生まれ。作家・評論家。早稲田大学を経て情報会社・出版社の役員を歴任。退職後は著述業のかたわら、人材育成のための「人間経営塾」を主宰。国家公務員・地方公務員幹部研修、総務省・人事院主催国家公務員合同初任研修講師、法務省矯正局、各地青年会議所(JC)、大手企業研修などの講師を務め「人の上に立つ者の人間学」を説いている。現在30~40代を中心対象に全国10ヵ所以上で「岬塾」を開催している。著書・訳書多数。

「2016年 『武士道 日本人であることの誇り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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