- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569671659
感想・レビュー・書評
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自分の頭をいかに使うか
自分の芯を貫くこと
問題の根本にたどり着くこと
常に勉強すること
信頼の力
1冊の中に貴重な情報が詰まっていて、大変勉強になりました!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
160522読了 合宿課題図書
発想が大事。考える力がないと生き残れない。 -
働き方が変化する時代を生き抜くためにどのような心得をもって挑んでいけばよいかを筆者の経験談も用いて書かれています。
仕事とは常に問題がなんであるかを問うこと、実力をつける前に信頼を得るなど参考になることを多くあります。 -
人と違うことをやれ
堀紘一
思考編
今日において、ビジネスマンは会社に頼るのではなく、個人としていかに物事を考えて、アイディア、付加価値を生み出せるかが求められている。
その為に、常に情熱と戦略が必要とされている。
ではどのようにこの二つを醸成するのか?
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常に目的意識を持てば、物事を考えて工夫するようになる。
自分はこうありたい−現状=だからこうしよう
結局自分は本当にやりたいことはなんなんだろうかを考え抜いて、目的を見つけなければならない。
しかし、サラリーマンなどだと一概に夢を持ったり人生をかけた目標を見つけるのが難しいこともある。そのような時は気概と信念を持って目的を見出すことも大切。
自分はどんなビジネスマンでありたいかを考える。
その目的を達成するために戦略を立てる。
戦略とは目先の利害にとらわれるのではなく、五年、十年先を見据えたものでなければならない。
戦略を考える力を身につけるためには、常に問題は何かを考え抜く癖をつけて、その問題を解決するために自分は何を出来るかを考える癖をつける。
例えば、電車の広告、目の前にいる人、などなど商材は無限にある。
信頼編
しかし、能力が高いだけではビジネスマンとして大成しない。
いかに、周りに信頼されるかが必要不可欠。
そのための要素は正直、素直、謙虚。 -
「会社が放り出したい人 一億積んでもほしい人」に続いて読んだ。
本書でも主張されていることは周りや常識に流されることなく目的意識を持って自分で考えること。
生保レディの話、銀行マンの新規開拓の話で信頼を獲得することと相手のニーズを把握するということの勉強になった。
やたらソニーと本田を褒めているがこれらの企業の現状についてはどうお考えなのだろう? -
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これ、2003年3月に出ていたんですね。
でも、今でも通用します。
ちょっと、説教オジサンちっくですが、はっとさせられます。
赤ペンで、ばしばしチェックしながら、読みました。
文庫って、たくさん売れて、何年かたっても通用する内容なので、
結構お買い得かもしれませんね。
新しいビジネス書をランキング通りに買うのは、そろそろやめようと思います(^^; -
2009/12/17
ビジネス社会で生きていくための心構えになる。 -
●私は普通二度読むことにしている。
一度目は単純に用件を把握するために読む。そして二度目は文章の行間を読み取って、「彼はこう書いてあるが、本当はこういうことが言いたいのではないか」というように、あれこれ相手の心の内を想像するのだ。
●発想の源は何といっても「非日常性」と「不連続性」
サラリーマンの発想がワンパターンになりがちなのは、常に自分の仕事のみに追われ、会社周辺の限られた人間としか付き合わないからだ。
異質な人間との遭遇を心がけるのはいいが、決して情報収集を目的としないということだ。自分とは違う価値観や考え方を吸収することを目的とするべきなのである。
時として、意識的に日常性を断続させる必要がある。その不連続の部分から、自分だけの斬新なアイデアが生まれてくるのである。
●集中力をつけるためには、長時間それを持続させようなどと欲張らずに、逆にできるだけ短時間に絞ることを心がけるのが大切である。大脳生理学的にも脳というものは連続して使えないということが証明されている。ダラダラといつまでやっても集中力は落ちるばかりになる。断続性を作るのが最も効果的なのである。
●頭を刺激し、発想のヒントを得るのは「生物学」がいちばん
『森林がサルを生んだ』(河合雅雄著、朝日文庫)
●人生や仕事で大きな壁にぶつかったような時に読む”座右の書”もある。
『愛するということ』(エーリッヒ・フロム著、紀伊国屋書店)
●考える作業というのは落としどころを考えることではない。仮説を構築していくことだ。私は必ず頭に浮かんできたことをすべて紙の上に書き出すのである。私に取って考えるというのは、何事につけこれまでにない仮説を構築することであり、その選択肢を可能な限り数多く考えだすことだからである。前進がなければ、考えたことにならない。その甲斐がない。
●私が信頼を得るために肝に銘じている「三つの心」 正直、素直、謙虚
この三つの中でも私が特に大切だと思っているのは、謙虚な心である。「自分には足りないものがある。他人には自分より優れたものがたくさんある。まだまだ学ばなければならない」という気持ちだけは、何歳になっても持ち続けなければならない。
●イトーヨーカ堂の伊藤雅俊名誉会長はとにかく謙虚で今になっても初心を忘れず、学習意欲に溢れている。典型的な例がものすごいメモ魔であるということだ。
●多少”毒がある”ほうが人には信頼される
「自分の意見をっかり持っていて」「骨があり」「可愛い奴で役に立つ」
●いざというときに力になってくれる人脈の作り方
最大のコツは「先に相手に特させること」である。
●「去り際の美学」が長続きする人間関係を作る
「もう一度会いたい状態」をできるだけ持続させるためには、用もないのに人に会わないことだ。私はどんなに親しい人でも自分のほうから特に用もないのに、「久しぶりだから会いましょう」といった声の掛け方はしないことにしている。
●人生を成功させるには、「男も愛嬌、女も愛嬌」が正解なのである。
●「人間が賢くなるのは、経験によるのではなく、経験に対処する能力に応じてである」(劇作家バーナード・ショー)
●「たおやかさを持つ」
時間をかけてつくりあげていったものは、壊れるにしても時間がかかる。即席でつくったものは、何かの拍子ですぐに壊れてしまう。たおやかさを持ち続けるためには、まず第一に「万物は流転していく」ということを認識しておかなくてはならない。その中で、自分を変えていくためのすべての基本は、毎朝、家を出るときに「今日は何を変えてやろうか」と考えることである。
●世の中かどうなろうと、自分さえ頭を働かせて自分に付加価値をつけていけば、いくらでもいい人生は送れるようになる。
●これからの時代は「実力主義」ではなく「貢献主義」になる。
●「上がり目」を残しておくという知恵
人生の収穫の秋を迎える前にバーンアウトしないよう、うまく調整し、その日のために力を蓄えておく。人生というレースの勝負は、気が遠くなるほど長いマラソンレースなのである。二十代、三十代のサラリーマンは、まだスタートを切ったばかりなのである。はじめから全力を出し切ってしまったらオーバーペースとなり、とても最後まで持ちはしない。 -
堀紘一の著書。明確なメッセージが凝縮されている。単に賢いだとか、熱い文章じゃない。洗練された”強さ”のようなものが伝わってきた。