リンパを流すと健康になる (PHP文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569679051

作品紹介・あらすじ

朝起きたら顔がパンパンで疲れが残っている、夕方は足がむくんでだるい。こんな症状が思い当たるならリンパが滞っているのでは。でもよく聞く「リンパ」とは一体何でしょう?本書は、リンパの役割、むくみとの関係、リンパの流れをよくする食事、リンパと癌の関係など、素朴な疑問から最新医学に基づく正しい情報までリンパのすべてがわかる一冊。むくみと疲れが気になる人におすすめです。

感想・レビュー・書評

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  • リンパ管は、皮下脂肪の中を通っている。スネなど骨のところにはない。

    筋ポンプ作用で元にもどる。階段の登り下りで筋ポンプが働く。

    足の中のやわらかいところ=リンパ管がある、をマッサージする。

    水をとっても血液サラサラにはならに。足の運動をプラスする必要がある。

    日本陸軍のゲートル=足のマッサージ効果。筋ポンプ作用の補助。ただし一定の時間内に。

    西郷さんはフェラリアに罹っていた。陰嚢が腫れる。

    チェーンソーの振動で手の膠原繊維が増殖して象被症になる。

    アルブミン濃度=1デシリットル当たり4グラム
    アルブミン濃度が高ければNK細胞が多くなる。
    栄養失調だとアルブミンが作られないのでお腹がぷっくりする=むくみ。

    炎症=抗生物質、上皮の腫瘍=ガン=リンパで転移、内部の場合は肉腫=血管で転移。梗塞=脳梗塞と心筋梗塞=血液の循環障害。変性=神経系、小脳失調症など。
    この4つが病気。リンパがモニタリングしている。

    痛みには、有髄神経と無髄神経。

    セラミド変性=脂肪が固まる。

    風呂で足マッサージ。足を上げる。指の間のマッサージ、土踏まず、下から上へもむ。風呂に入ると血管が広がって老廃物質が排泄される。
    暑い風呂ではなく、温めの風呂がいい。

    歩き方でポンプ作用が増す。腿上げ、大股、早歩き。
    電車内では、爪先立ちでポンプ作用を増強。
    昼食は座敷で。足のマッサージ。
    丼モノは早食いになる。

    汗とおしっこと喉の渇き=塩分濃度を一定に保つ。
    マメに水分補強をする=みずみずしい肌を保てる。

    細胞内の水分=体重の40%。細胞外の水分=20%。
    細胞外のうち、血液=体重の1/13。これの1/10は出入りしても問題はない。0.5リットルまでは組織間隙にある水分で補充できる。

    アイソトニックの水は、ある程度体内にとどまる=老人には有用。

    夜勤には2時間睡眠が必要。

    寿命が短い職業=相撲取り、国際線パイロット、医者。

    医学ではまだわからないこと=更年期、生きがい学、死の医学。

    センチネルリンパ節がガンの移転に関係しているのでは?
    乳がんをきるのときらないのでは、生存率に違いはない。

    リンパの一番の役割は内部環境を守る。そのほかに、疲労物質や異物を排泄する役目がある。

    脳と心臓にはガンがない=細胞分裂がない。
    脳腫瘍は、脳を支えている細胞がガン化したもの。
    脳内にはリンパ系がない。だから脳の神経細胞には薬が効かない。

  •  詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=8963

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著者プロフィール

大橋 俊夫(おおはし・としお) 1949年茨城県水戸市生まれ。信州大学医学部医学科卒業。医学博士。英国ベルファストクイーンズ大学講師(生理学)を経て、信州大学医学部教授(器官制御生理学)。信州大学医学部長、全国医学部長病院長会議会長などを歴任。2001年より日本リンパ学会理事長を務め、リンパ学研究の推進に専念。専門は循環生理学、特に微小循環、リンパ循環の生理・薬理並びに病態生理学。著書に『標準生理学、第9版』(総編集、医学書院)、『リンパを流すと健康になる』『腸のリンパを流せば、病気が逃げだす』(以上PHP研究所)、『年を重ねて美しくなる人の暮らし方』(廣済堂出版)『「リンパ呼吸」で不調は治る』(マキノ出版)、『生きているしくみがわかる生理学』(河合佳子氏との共著、医学書院)など。

「2021年 『リンパのふしぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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