挫折と挑戦 壁をこえて行こう (YA心の友だちシリーズ)

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569687872

作品紹介・あらすじ

名門早稲田大学ラグビー部で、4年生まで公式戦経験ゼロにもかかわらず主将に選ばれ、卒業後10年目にカリスマ清宮克幸監督の後任として監督に就任。07年度の大学選手権で早稲田を優勝に導いた自称「日本一オーラのない監督」中竹竜二。本書は、思いは強くあるのに、けがや不運で思い通りにいかず辛酸を味わいながらも、けっしてくじけなかった著者の生き方・考え方を綴る。▼身体能力と運動能力が低いのを、とことん動くことと、恐れずに飛び込むタックルでカバーしながら続けたラグビー。高校最後の試合の準決勝と面接日が重なったために、推薦入学を辞退したが、準決勝の前に敗退。福岡大学に通いつつ早稲田に入るために取り組んだ受験勉強。早稲田ラグビーへの地獄の入部テスト。入部後にはけがの連続。英国留学時には無視といういじめにあい、監督就任後は部員から罵声をあびせられる……。▼どんな挫折にも立ち上がり、挑戦しつづけた著者のすごい青春!

感想・レビュー・書評

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  • 中竹さんを現役時代も、監督時代も知っている。
    オーラのない監督に、早稲田ラグビーのファンとして歯痒い思いもした。清宮監督の遺産は何処へと。
    彼が監督を辞めた後、講演を聴く機会があった。
    リーダーシップよりフォロアーシップ。
    一人一人が自分にしかできないスタイルをもつべきだと。
    説得力はあった。でも物足りなさもあった。
    強引にでも道を示してほしい時もあるし、カリスマ性が大きな夢と憧れを生み出すことがあるからだ。
    一人一人が考え、みんなて創造していく。それはそれで素晴らしい。しかし、その先にある未来図を見せてやることも指導者に必要な力量だと思う。

    相手より先に挨拶する
    ごみは迷わず拾う
    道具を大切にし感謝する

    挫折をおそれず挑戦する

    そんな生き方には共感をおぼえた。

  • 早稲田大学ラグビー部監督の中竹さんの本。
    大学時代何度も怪我をしてもそれを乗り越え、試合に出ていないにも関わらず主将になり、チームを日本2位に導いた。
    やはり結果を出す人は並々ならぬ努力の上に成り立っていると改めて感じた。
    成功のイメージとそこまでのストーリーを明確にいだき、挫折や困難すらもストーリーの一部と考えて、浸すらイメージに向かうことが、圧倒的な成果を出す人には必要。そんなことを感じた。

  • 読んでいて、作者の人柄がよく伝わってきた。
    どこか自分に似ている所があり
    常に楽しませてもらった。

  • 感動した!ラグビーの勉強しようと思って買ったんだけど、久々にこんなに勇気をもらえる本に会えた!
    中竹監督に会ってみたい!
    ラグビーしてる人もしてない人もぜひ読んでほしい!

  • 前回のレビューで紹介した清宮監督の後を引き継ぎ、
    常勝早稲田ラグビー部の監督となった中竹竜二監督。
    カリスマ清宮監督の後で相当のプレッシャーがあった
    と想像しますが、自称「日本一、オーラのない監督」と
    開き直って、二年連続で学生チャンピオンチーム監督
    となった著者が、様々な苦悩と挫折を乗り越えた
    青春の日々とラグビー部でのマネージメントについて
    語る本です。
    中学生でも読めるように分かりやすく書かれた本です。
    あっという間に読めますが、読後感が良い、素敵な本
    です。

    人生で巡り会う様々な挫折。それを味わい、乗り越える
    ストーリーを自ら描く。「あのときの挫折があったから
    こそ、今の自分がある」と未来の自分が語るイメージを
    持つ。挑戦し、成長する自分を描く。

    そして、自分だけのスタイルを持つことの大切さを
    強調しています。監督就任時のスローガンは、
    「感謝・謙虚・モラル」。前監督の「アルティメイト
    クラッシュ」とは、エラい違いですね(笑)。
    ここにも、中竹監督の個性・スタイルが現れていますね。
    挨拶は先に、ゴミは拾う、正対する、道具を大切にする、
    など、人として正しく生きることの大切さを教えています。
    単に勝利するのではなく勝者たれ、と。

    同監督の別の著書も読みました。フォロワーシップを
    重視したチームマネージメントを中心に、組織論に
    ついて語ったものです。私よりも年下の方ですが、
    機会があれば直接お話を伺ってみたいです。

    --------------------------------------------------
    「リーダーシップからフォロワーシップへ
      〜 カリスマリーダー不要の組織づくりとは 〜」
     / 中竹 竜二
     / 阪急コミュニケーションズ
    --------------------------------------------------

  • 無視されることの悲しみ、けがばかりすることのくやしさ…。挫折があるからこそ挑戦できる! 公式戦経験ゼロで主将に選ばれ、カリスマ監督の後を継ぎ、早稲田大学ラグビー部を日本一にした男が教える、夢を叶える考え方。

    カリスマ監督の後を継ぐプレッシャーはいかばかりだったかと興味をもって中竹監督の本を読んだが、若者向けに書かれた人生論だった。もっと実践的な話が読みたかったので、本の選択に失敗した。
    (D)

  • 正直な所、精神論だけじゃやっていけないよーって言いたくなる部分も多いのだが、中竹さんの話には妙にうなづいてしまう。ファンだからか。

  • これは たぶん 子供向けだと思うんですけどねw
    でもとてもいい本なので 紹介します。

    早稲田ラグビー部監督の
    中竹竜二さんが最初に ラグビーを志してから
    監督についてからのことが 書かれている本なのですが。

    決して 順風満帆に すすまれた道ではないんですね。
    もちろん監督も
    前監督が すばらしい名匠といわれた監督ですから
    それに対しての選手の反発など
    ほんとうにたくさんの出来事がおきるわけです。

    その中で、ただ白い天井を見つめて 
    何もできなくなるほどに 追い込まれたときもあるわけです。

    神様をうらんでいたときも。
    でも、結局誰のせいにしても 誰かの慰めでも
    その状況を変えることはできなくて ありますよね、こういうこと。

    わたしは 何度か経験しました。

    そして 去年も 経験しました。
    でも苦境をきちんと受け止め、挫折を味わい
    それを乗り越えるための挑戦を はじめる ということが必要なんだ
    と 中竹さんはいっていますし、
    私もそう思っています。

    「少しでも手を抜いたら、
    ほかのひとはわからなくても自分はそれを 知っている

    そして本気は 生物だ。

    いつも出していないと腐ってしまう」

    本当にそうだと思います。

    神様が見ていると よくいいますが
    神さまではなく
    自分自身が見ているんです。

    そしてその結果は 如実に出ます。
    だから 誠実に 自分ができることを
    やっていくしかないんだな と 思います。

    せっかく 人間に生まれて
    いろんな経験をして
    やろうと思うことをできる 恵まれた環境にある。

    その中で。

    いろんないやな経験をしても
    その経験を勉強として いかすことができないなんて
    もったいない 人生だと思います。

    いろいろあったけれど こうやって健康で
    人間関係に恵まれていられるのは
    守られている としか思えません。

    生きている のではなくて
    何か やることがあるから 生かされている
    と 思わざるをえないですし。

    この本は すべてが 正しいというか
    あてはまるものだとは 思わないです。

    体育系でやってきた人、武道をやっている人には
    当たり前のことばかり 書かれているとは思うんです。

    でもそれでも やっぱり 一度 
    何かに躓いてしまったとき、 
    何かに挫折したな って自分を思ったときに
    読んでみるといいと思います。

  • ラグビーは早稲田のファンではないが、中竹さんの本はとても良かった。
    真正面から真っすぐ生きているところに共感が持てた。
    是非あってみたいと思った。
    子供が小学校高学年になったら是非薦めたい本!

  • 読み終わった

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著者プロフィール

株式会社チームボックス代表取締役
日本ラグビーフットボール協会理事

1973年福岡県生まれ。早稲田大学卒業、レスター大学大学院修了。三菱総合研究所を経て、早稲田大学ラグビー蹴球部監督に就任し、自律支援型の指導法で大学選手権二連覇を果たす。2010年、日本ラグビーフットボール協会「コーチのコーチ」、指導者を指導する立場であるコーチングディレクターに就任。2012年より3期にわたりU20日本代表ヘッドコーチを経て、2016年には日本代表ヘッドコーチ代行も兼務。2014年、企業のリーダー育成トレーニングを行う株式会社チームボックス設立。2018年、コーチの学びの場を創出し促進するための団体、スポーツコーチングJapanを設立、代表理事を務める。
ほかに、一般社団法人日本ウィルチェアーラグビー連盟 副理事長 など。
著書に『新版リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは』(CCCメディアハウス)など多数。

「2020年 『どんな個性も活きるスポーツ・ラグビーに学ぶ オフ・ザ・フィールドの子育て』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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