- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569692906
感想・レビュー・書評
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小さな謎解き。
ちょいと幸せになれる話ばかりでいい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リアリティーがあった。
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長編よりも短編の方がキャラクターが活きてる。
主人公の真面目とも不真面目ともつかない性格と、宅配便という職業にギャップ。
楽しんで読めた。 -
元探偵の宅配ドライバー、脩さん。
1話目のPTAのしがらみとか面倒くさいところとかPTAは特別な世界で、一般的な大人の会話は、
あんまり通用しないところとかもう、本当にリアルで「わかるわぁ」とうなづきっぱなし。
で、結局、思春期のわが子のことって一番見えていないのは、親自身なのかも。
5話目の「ウサギたちの明日」、不良とレッテルを張られた少年Aが
いじめていたと思われる少年Bを、本当はいじめる奴らから守っていた、っていう話は先日の友とのランチ時の話とかぶって、なかなかつらかった。そういうことは、フィクションでなくて本当にあることなんだな。大人の責任だよなぁ。いろいろ、と思う。
にしても、脩さんは男気があっていい奴だなぁ。 -
タイトルとカバーイラストと、作者名で選んで、初めて読んだ作家さん。
ほのぼの、という割には現実の辛いところも盛り込まれていて、でもラストはまぁるく。
違う本も読んでみたいと思った。 -
■仕事が休みの日に、友人の代わりに「交通安全の旗持ち」をすることになった元探偵の宅配便ドライバー寺坂脩二。そこで彼は、登校班から一人遅れて歩く女の子を見かける。後日、町内で配送車にガムをくっつけるというイタズラが続いていたが、「その犯人を捕まえた」という同僚の配送車から引きずり降ろされたのは、あの時の一人ぼっちで登校していた女の子だった!?----(第一話・みどりのおじさん)
ほか、忽然と姿を消した銀幕のスター、ひきこもりの青年など、宅配便ドライバー寺坂脩二が配達先で遭遇する5つの物語を収録。
人がいて、街ができ、それぞれの暮らしがある。その暮らしの中で、ささいな気持ちのすれ違いに悩み、互いに傷つく人たち。心が曇る日があっても大丈夫。
真実を見つめる素直な瞳があれば、いつだって青空は広がっている!
日常の謎を描く名手があなたに贈るハートウォーミング・ミステリ。
■■日常の中に突然落ちて来た謎を推理するほのぼのミステリー。最初中年のおっさんが主人公と聞いて、野暮ったい腰の低い性格の男なんだろうと勝手に思い込んでたんですが、違いました。アクの強い主人公だった。主人公だけならハードボイルド系だと思う。好きだ。ストーリーとしては激しい起伏はないかわりに、終わったときに優しい気持ちになれました。 -
【収録作品】第一話 みどりのおじさん/第二話 銀幕の恋人/第三話 三色すみれによろしく/第四話 透明な面影/最終話 ウサギたちの明日
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(収録作品)みどりのおじさん/銀幕の恋人/三色すみれによろしく/透明な面影/ウサギたちの明日
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今は宅配便の社員、もと探偵が町で起こるさまざまなできごとにとり組んでいきます。なんてことはない、日々の暮らしのなかにあるできごとをたのしく紹介して、なんか身近に感じられました。