- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569705743
感想・レビュー・書評
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少し古い作品ですが、2022年の今にも通じる養老先生語録です!
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雑誌voiceの時評をまとめたものなので、今読むと昔の自治ネタで著者が繰り返す「済んだこと」感が強い。
しかし、戦争についてや外交についての考え方はとても勉強になった。「反日に感謝」についてはユーモアと皮肉に富んでいて面白かった。 -
あまり中身を見ずに借りてしまった。タイトルから見ると何か読書に関することのように見えるが、実際には時事ネタに対する養老さんのエッセイ集みたいなもので、10年前ともなるとネタが古い。そんなわけで、あっさり読めるのだが、適当に読んで特に心に残るものはなかった。新書はコンパクトで読みやすくて良いのだが、どうしても古臭くなってしまって難しいね。
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2018.10.25
古本屋で見つけて電車の中で読んだ。
世間に興味なく生きてきたので、へぇ、こんな事件あったっけ?ほうほう。
といった感じ。
氏の言葉を借りていえば
「とはいえ全て済んでしまったことです。」
いや、まぁ済んでない事もあるなぁ。 -
本書は、「政治、環境、世界に対する日本、人生、生き方」などに対する思いつきを心の赴くままに、というよなスタイルで書きなぐった養老孟司のブログである。ブログなので、何のまとまりもなく、ダラダラという印象はぬぐえない。面白くない。
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2017/10/10読了
図書館で借りて読んだ。新聞のコラム長の文章を集めたエッセイ。
政治、原子力や核、医療、自殺問題など話は様々だ。残念ながら、私はあまり共感できなかった。この手の文書は、締め切りが厳格に区切られているからか、読みにくいもの、中身の薄いものが多い。
題材も、今からすると古すぎるものが多い。当時を知るにはよいかもしれないが。 -
雑誌Voiceに掲載されたコラムだから一つ一つが読み切り。大体2004年とかそれくらいの時事問題に触れ、養老孟司が感想を綴る。そういえばこんな事もあったと懐かしい。事件は風化する。そして繰り返しながら少しずつ良くはなっているのだろうか。そう思いたいものである。
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読了。ちょっと前の本。
言ってることが少々過激でおもしろかった。
政治が嫌いと言いながら、政治の話をよく書いている。
『反日に感謝』という章が目から鱗。読んでマジ感謝と思った。
おもしろい年寄り。
(161213) -
現代は情報化社会と言われる。情報は文字が中心であり、情報化社会とは、文字が溢れる時代と言える。そして、文字情報は脳で処理するから、情報化社会とは、脳化社会とも言える。
現代は言葉のインフレが起こっていると、この本を読んで感じた。
例えば、テレビ番組にもテロップが出ることが多い。音を聞きながらテロップも読む。もはや、テレビ番組にはテロップの文字が欠かせない。
文字の重要度が増しているのである。
しかし、言葉が溢れる現代は、言葉の価値が下がり、言葉が軽量化する。ゆえに政治家の失言が増え、それを批判するマスコミの声が飛び交う。そしてそれに感化された民衆の批判の声によって、政治家が辞任する。
結果的に、言葉が言葉を生み、政治家も民衆も言葉に振り回されることになる。
オレオレ詐欺も言葉を重視した結果だと著者は言う。言葉は軽量化しているにも関わらず、同時に重視されてもいるという両者を合わせ持った状態が現代と言えないか。 -
養老先生のエッセイ。