- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569706795
感想・レビュー・書評
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世の中には知らないことがまだまだ多いことを知らされました。
もう少し同種の本を読んでみたいと思いました。 -
量子論そのものは難しいが、量子論の以下2つの考え方は本当に興味深い。
1つ目は現代の考え方だと、観察者と対象の二元論だが、量子論は観察者と対象が一つという一元論。人間と自然はそもそも分けられるものではなく、一つとして考える。これは西洋思想より東洋思想に近いらしい。計算から宗教観が導かれるなんて信用できるし、めちゃくちゃ不思議。
2つ目はこの世界に無はない。真空も無ではなく常に物質と反物質がせめぎ合い揺らいでいる。無とは何か?宗教観の上でのみ無は実現するのか。
難しいけどおもしろそうなところだけ読んでも楽しめると思う。 -
アインシュタイン一人が完成させた一般相対性理論に対して量子論は複数の科学者によって成立することができた。しかし、それに貢献した物理学者ほど量子論の性質を忌み嫌う結果になったという何とも皮肉めいたことが起こった。例えばシュレディンガーは電子が同時に存在していることを猫の思考実験を使って反論した。猫が生きても死んでもいるというあたかも半死半生のような不可解な結果になるのをシュレディンガーは許せなかった。というのも、物理は未来であろうが何であろうが常に決定論でなければならないからだ。しかし、量子論というものは観測がなければゆらゆら揺れる幽霊のように結果Aと結果Bの間を行き来するものだというのもまた事実として現代に君臨しているのだ。シュレディンガーの反駁は多世界解釈によって説明可能なものとして量子論の方に軍配が上がった。もう一つの例としてアインシュタインのEPRパラドックスが挙げられる。一つの電子が衝突によって二つになった時、片方のみを観測すると波の収縮により結果が確定し、もう片方も観測していないのにスピンの方向が決定されてしまうというパラドックスが起きてしまうのである。しかし、これもまた時間0のテレポーテーションは可能であるとしてベルの不等式が不成立であったことを通してアスペが証明した。どうやら量子論は正しいのだろう。ゆらゆら揺れる幽霊のような素粒子はマクロの世界に生きる私たちにとっては理解し難いものだ。しかし、実際にMRIやリニア新幹線などの現代の科学技術に応用されているのだから困ったものだ。私たちは量子論を完璧に理解できないまま使いこなそうとしているらしい。もしかしたら現代で捉えられている量子論は実は本当の意味で「観測」されている訳ではなくて、これから先の未来では量子論は波の収縮みたいにしゅっと縮んで全く別の理論として生まれ変わるのではないかと思う。ただ、現代の物理学ではブラックホールの中に折りたたまれているとされている10次元や万物の理論を説明できないのも確かだ。なら、量子論が変わるにせよ変わらないにせよそれを超える理論が必要だ。ということで、現在追究されている超弦理論には期待したいものだ。私が生きている間にどれだけ真理に詰め寄ることが出来るのか、楽しみになった。
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量子論の入門書としては非常に分かりやすくいいのではないでしょうか。
まずはこれから始めるのがいいと思います -
これもコンビニ本ーー。
中・高は買い、でしょう。
これ以上易しい本は見つからないと思われます。
しかも500円?
2017/04/19 更新 -
大学受験も終わり、友達と寄った本屋さんで出会った本です。もともと興味のあった分野でしたが、そういった本はどれも値段が高く手が出せませんでした。ですから、どうせのこの本もと思ったのですが、予想に反し安く即購入。
量子論の歴史から内容まで幅広く、そしてとても優しく書かれており、何回も読み返してしまいました。当時高校生の私にも理解ができましたので、入門書としては最適かもしれません。 -
宇宙が比較的緩やかな膨張だと、巨大な構造物の存在が説明出来ないことが分からない。
とても読みやすい。計算問題が解けるようになるわけでは無い。雑学的に雰囲気が楽しめる。 -
大崎Lib
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なかなか、ワカリマセン