時限発症 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569763576

作品紹介・あらすじ

未知のウイルスへの感染が疑われるジャーナリストが姿を消した――調査に乗り出した検疫官・西條亜矢がつかんだ、恐るべき真相とは?

感想・レビュー・書評

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  • 前作よりこちらの方が読み応えがあった。

    同居してる娘と孫がいるのにそんなところへ取材に行くのか?自分勝手なお爺ちゃんだけど、娘の元夫も似たようなタイプみたい。母娘揃って好きになるタイプが同じなんだろう。

  • 検疫官 西條亜矢シリーズ 第2弾

    1章 最後の電話
    2章 足取り
    3章 疑惑
    4章 怪しい影
    5章 影踏み
    6章 タイムリミット

    母から引き継いだ小料理屋を営む夏帆の父で、放浪のジャーナリスト・葛木が、アフリカからの取材を終え、成田に到着後、失踪してしまう。

    元夫や東西新聞記者・下田、そして検疫官の西條亜矢の協力の下、葛木を行方を探し始めるが、葛木が入国していたB国の隣国・A国で新しい感染症の蔓延が発覚する。

    晩年のジャーナリストが追い求めたスクープとその陰に隠れた陰謀が、日本を脅かす。


    最近の作品の中では面白かったです。
    シリーズモノの方が面白いかも。

  • 実写化するなら誰にしよう、なんて想像しながら読むのもおもしろい。検疫官シリーズ、続々とお願いします。

  • 人間の寿命が延び、グローバルの世界を飛び回る人が増えた分だけ、いろんな病名の病気が、我が国へ もたされることになって来ている。
    マラリア、鳥インフルエンザ、エボラ出血熱、デング熱、サーズ、ジカ熱、、、幼い時に聞いたこともないような病名の感染症が、次から次へと、出てきている。

    この本も、主人公の検疫官の西條亜矢が、どのようにして、新感染症を阻止できるのか?
    昔、ジャーナリストだった葛木が、帰国後に失踪したのは、エボラ熱で、隔離か?と、疑う娘とともに、捜索に繰り出す。
    未だ、成田闘争の残党が、背景に居るように書かれおり、そのような反体制運動家の存在があるのだと。

    しかし、葛木が、発症していたが、持ち直し、元気になってくれる結末で、ホッとした。
    少し回りくどさもあったが、あっと言う間に読めてしまった。

  • 西條亜矢の活躍物語。
    題材は、得意の医療もの。それも感染症。
    所々に人間的な部分が巧みに描かれている。

  • 検疫官シリーズ第二弾。
    色々と盛り込みすぎた一作目よりこちらの方が楽しめた。
    未知のウイルス発生国=アフリカの何処かというのは定番なのかしら?
    バンデミックを食い止めろをスローガンに一致団結はしてないけど頑張りましたで賞をさしあげます(笑)

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著者プロフィール

せんかわ・たまき
1968年東京都生まれ。大阪大学大学院医学系研究科修士課程修了。大手新聞社在籍中の2002年に書いた小説『感染』が第1回小学館文庫小説賞を受賞し、作家デビュー。その後執筆活動に専念し、医療問題を中心に社会性と娯楽性を兼ね備えた作品を発表する。著書には『転生』『繁殖』『誤飲』『疑医』『鬼嵐』などがある。本作は『幸福の劇薬』に続く「医者探偵・宇賀神晃」シリーズ第二弾!

「2020年 『偽装診療 医者探偵・宇賀神晃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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