- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569768564
作品紹介・あらすじ
決して「戦略」を見失わず、ドイツ統一を達成したビスマルク。片や連戦連勝なれど戦略を見失い失敗した上杉謙信――偉人の叡智に学ぶ。
感想・レビュー・書評
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歴史が好きなので個人的には面白かった!
歴史の人物を身近に感じることができました
有名な戦いの戦略・戦術が記されているけど、仕事のやり方にも通じるものがあるなぁと考えながら読了。
なかなか面白くて参考になる本でした
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本書をフックに世界史にのめりこめるなら、良書。
ただ自分には上澄み感しか感じなかった。あまりオススメはしないが、世界史を全く知らない、目的を持たない人は是非。 -
読みやすい。歴史の表街道に出てくる人とそれを支える人など色々な人にスポットを当てて、称賛される人とそうでない人の両方を取り上げているのが良いと思う。
目的と手段の混同、戦略と戦術の混同のところはもう少しページを割いて欲しかった。この本で学んだのは状況判断が大切だということ。短期的、中期的に見て目の前の状況にどう対応していくか、というのは経営そのものだろう。覚悟も要る。果たして自分に同じ決断が下せるかどうか、行動に移せるかどうか、主体性を持った判断、行動が求められる。日々訓練だ。
多くの登場人物の中では賈 詡(か く)の控え目な参謀ぶりが印象深い。 -
開始:2022/9/12
終了:2022/9/14
感想
人類史の開闢以来紡がれてきた物語。そこから凝集された知識を汲み取り、己が血肉となす。その営みは尊いが、私のような凡人には遠大にすぎる。 -
歴史嫌いが世界史を読む。抵抗ありすぎて眠気しかないと思っていたが、教訓メインのため出来事や世界史を学ぶという感覚ではなかった。次は日本史読んでみよう、頑張れると思う??笑
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戦い・戦争に登場する将のエピソードが中心。
一貫して成功法則が説かれており、期待した内容とは少し違った。
(もう少し幅広い登場人物とエピソードを勝手に期待していた。)
読み物としては易しい表現で読みやすく楽しめる。
最終章「学びて思わざれば…」の内容は身につまされる。 -
歴史から何を学ぶかということを問われている。歴史書をこれから読むとき考えさせられる内容だった。
個人的に考えされられたのは…。
上杉謙信:(転戦を繰り返し、生涯明確な戦略を定めきれなかったことから)人生の方向性を定めないと、気づいたら晩年になってしまうこと。
タフマースブ1世:(オルマントルコの大軍の侵攻に対し帝都放棄という選択から)勝つことだけが目的ではないこと。「負けない」という一見消極的な目標が戦略の根幹になりえること。
オットー・ビスマルク:(プロイセン=オーストリア戦争に戦勝しても、むやみに禍根を残さないような戦後処理をしたことから)結果が最上になっても、最終目的を見失わない重要性。それを貫徹するには、未来の状況を予測する目を失わないこと。
非常にメジャーな人物たちも紹介されており、学生時代に生涯を勉強したはずだが、本書を読んでその生涯から「何も学んでいなかった」ことに気づいた。知識として偉人たちの生涯を「知っている」という状態と、その知識から「気づきを得た」という状態、そしてその気づきを教訓に「何かを実践する」という3つのレベルには、それぞれ雲泥の開きがあることを思い知った。
読書は人生の中で見落としている事柄に気づくため、知恵を借りる行為だ。借りるばかりではなく自分自身の人生に活かすという視点を持ちたいと思えた。歴史書を読むとき以外にも。 -
予備校の講師が書いているので、わかりやすい内容でした。
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以前から世界史が好きだった事があり、購入に至った。各々のエピソードは短く纏まっていたが、後続のエピソードに通底するものがあったりして、関連的に学ぶことができた。歴史のごく一部にすぎないが、生きていく上で必要な考え方や選択を学ぶことができた。注釈が多くて読みにくかったが、それに引っかからずに読み進めても全く問題がない。