ねこだまり 〈猫〉時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)

  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569769905

感想・レビュー・書評

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  • やはり宮部みゆき(収録作は既読)は別格として、別途読み進めたいという作家はなかった。とはいえ適当な娯楽作品として読み流すには手頃。

  • 【収録作品】「お婆さまの猫」諸田玲子/「包丁騒動」田牧大和/「踊る猫」折口真喜子/「おとき殺し」森川楓子/「猫神さま」西條奈加/「だるま猫」宮部みゆき

  • 俺は、猫が好きだ!

  • いろいろな猫たち。ただそこに居たり、世話を焼いたり、可愛いかったり。気まぐれだと言われる猫たちの姿があちらこちらに現れる。やっぱり猫が好きだなぁ

  • 目次
    ・お婆さまの猫 諸田玲子
    ・包丁騒動 田牧大和
    ・踊る猫 折口真喜子
    ・おとき殺し 森川楓子
    ・猫神さま 西條奈加
    ・だるま猫 宮部みゆき

    猫の出てくる時代小説というくくりのアンソロジーと書いてあったので、縁側で日向ぼっこしているおばあちゃん的なホンワカしたものを想像していたら、割とミステリ寄りで、最後の宮部みゆきに至ってはホラーでしたね。

    そして、シリーズ物の中の一編だったりするので、最初少し戸惑ってしまった。
    (シリーズは猫しばりではない)

    シリーズを読んでいないので、単品としての作品としては「踊る猫」が面白かった。
    ひょうひょうとした生き様が書や画に現れている与謝蕪村と、生真面目に物事を追求して、目の前に見えない真実の姿を描こうとする主水。
    その対比の妙もあるけれど、最後に明かされる主水の別名。
    なんかちょっと知的好奇心も満足させてもらいました。

    諸田玲子と西條奈加は、シリーズを読んでみたくなりました。
    主人公の結寿の半生を描いていると思われる諸田玲子の「狸穴(まみあな)あいあい坂」シリーズ。
    十五人の孤児を主役にした西條奈加の連作集「はむ・はたる」。

    時代小説は少年漫画並みにシリーズが続くからなあ。
    読みたいは読みたいけど、手を出すのが怖い。

  • 江戸には猫が似合う。

  • ねこねこアンソロジー

    酸い 辛い 可愛い 頼もしい 凛とした 怖い ミステリー
    バラエティ豊かで贅沢な時代小説作品集です

    鯖猫長屋がお気に入り

    読んだことのない作家様と出会え
    編集者様の趣向(と御苦労)がうかがえる
    アンソロジーは三倍おいしいと思います

  • この本で鯖猫長屋シリーズと出会って、出てる巻は全て読破したよ(=^ェ^=)
    そんな出会いをくれた本なので☆5デス!

  •  ほのぼのと笑い、ほろりと涙する話から始まり、事件が絡むミステリーや怪奇話までありました。ドキドキしながら読みました。

  • 前に読んだ『ふしぎ』のアンソロジーが面白かったので、めちゃくちゃ期待していたのだけれど、期待した分だけちょっと残念な感じで終わってしまった。
    アンソロジーとして選出された話が、シリーズ物からのものが多いため、シリーズを未読の人間からするとシリーズのネタバレをくらったような気分になってしまったからだ。初っぱなにそうした話が配置されているので、少なくともこのシリーズを最初から読みたいという気持ちは、かなり削がれてしまう。読後感が良いとはいえない話が大半を占めるのも、やはり残念なところ。
    とはいえ、文章は美しく読ませるアンソロジーではあった。期待値が高かったが故となれば、読み手としての心構えの問題かもしれない。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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