- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569771687
作品紹介・あらすじ
危機から転じて成長へ-厳選された事業成功・発展への羅針盤。絶対に必要なのは熱意である。熱意にかけては最高でなければならない。
感想・レビュー・書評
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松下電器を一代で作り上げた創業者の松下幸之助氏の語録です。
私が大学生だった頃に、90歳を超えて溌剌とテレビのインタビュ
ーに応えられていたのを覚えています。
殆ど30年以上前に彼が話した内容ですが、現在でも通用するものが多いですね。社長という立場になった場合に必要な考え方が示されていました、社長にはなる予定はありませんが、常に社長ならどのように考えて行動するべきかが示されていて参考になりました。
また、最近では若手の教育も任されるようになった私ですが、人使いのコツ(長所を多く見る、p107)は参考になりました。
以下は気になったポイントです。
・松下電器の創業以来、特に困難を極めたのが、太平洋戦争後のGHQによる財閥家族の指定であった、その解除のために日夜奔走した(p2)
・会長に退いていた幸之助は、みずから営業本部長を代行して、「一地区一販売会社制」「事業部・販売会社の直取引」「新月販制度」等の新しい制度を考案、実施した(p9)
・一度ですむ電話を三度もかけているようではダメ、一度ですむ電話のかけ方を研究すべき(p18)
・社長の姿を見て「もう気の毒」という感じが社員のあいだに起これば、全部が一致団結して働く(p22)
・今までと同じことやり続けていてもダメ、絶えず新しい道、やり方を考えるべき(p28)
・指導者とは責任をとるということ、責任をとれない人は、指導者たる資格はない(p42)
・誠実にものを売って、儲けさせてもらうというのは第二のことで、第一は、より必要なものを運ぶこと(p45)
・価格を安くするかどうかを考えるときに、一生懸命働いていたかを考えた、そう考えると値引きできるかどうかが判断できる(p57)
・一番大切なのは、経営理念である、企業は存在することが社会にとって有益なのかを世間大衆から問われている(p61)
・常に進化することを経営者が心掛ける必要がある、常にそれを訴えていく努力を怠ってはいけない(p65)
・経営者たるものは、常に目標を与えなければいけない(p67)
・指導者としての大切な基本の力は、何が正しいかを見分けること、そして相手を上手に説得するのが第二の力(p82)
・大事な場面では自分で考えて「よっしゃ、これこうせい」と即座に言えないといけない、大事に臨んですぐに言えるというためには、常に自分というものを養っておく必要がある(p86)
・教えて教えられるものは知識、教えて教えられないものは知恵、知恵は自分で会得するより仕方ない(p92)
・人使いのコツがあるとすれば、誠心誠意ということを考えてその人と接する他はないが、具体的に言うと、その人の長所を見るということ(p107)
・本当の人の値打ちとは、やってみないと分からない、任せてみて初めてその成果というものが分かる(p128)
・ほめるのが5,6回あって、叱るのはその間に1回程度が丁度良い(p137)
2012年3月17日作成詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
経営の神様と言われる松下幸之助の、格言の裏にある苦労話やどん底だった時の話などはとてもためになりました、ら
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すごい経営者だ。
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確固たる経営理念が何より大事
社長が動かなければ社員は動かない -
ええ本。
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金言が多い。一年後に再読する
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【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
繰り返し読むべき本ですね。
素晴らしかった。
私の大好きな松下幸之助についても触れられている。
凡事徹底。
これは私の心に刺さりました。
当たり前のことを徹底していく。
謙虚な気持ちを忘れずに歩んでいきたいですね。 -
ブックオフ売却
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社長になるとは並大抵の覚悟ではなってはならない。
信念を持ち、決断をし、会社で1番の心配症であり続けなければならない。それらを楽しみながら成長し続けられるかが大事。
悪い従業員が1人いた時に解雇するのではなく、一定の割合で存在するものだから信じることも必要と開き直る力も必要。
上に立つものの心得が散りばめられている。