- Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569774596
作品紹介・あらすじ
まあ、簡単にいうと、みんなに愛されることですね――これはある外国の経営者が、ビジネスパーソンの最重要責務とは何かと尋ね、それに松下が答えた言葉である。このような松下が人生や仕事さらにはみずからの人間観について、とくに思いを込め力強く語った講話を、PHP総合研究所所蔵の3000本に及ぶ講話・講演テープ速記録の中から厳選し、その要点を纏めたのが本書である。若手社員、大学生に話したものもあり、多くのビジネスパーソンがつねに意識しておきたい、ベーシックな事項を取りそろえ、仕上げることを心がけた。◎人事を尽くして天命に従う ◎咲く花はみな違う ◎事なかれ主義では発展しない ◎感謝と怖さを知らなくてはいけない ◎人間の値うち ◎若さは尊さである ◎あなたの「仕事」は死んでいないか ◎説得力を高める努力をしているか ◎「社会人」の意味を理解しているか、ほか計41項目に、松下が、人間・人生・仕事に託した想いが浮かび上がる。
感想・レビュー・書評
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いいこと言ってる。こんな上司がいたらついていきたい。でも現実は程遠い。
たとえ自分が松下氏のように誠実に仕事しても、壁や障害は山ほどあるだろうし、結局心折れるのだろうな。
うつ病持ちは、黙ってなんとか1日を生きるのみ。1日を生きることですら精一杯。こんなカッコいいこと言えないし、生き方ができるとは思えない。志高い本は、ちょっと合わないと感じる今日この頃。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
松下幸之助さんの人生と仕事における哲学。
正直理想論だと感じてしまう箇所が多々あり、もっと成熟してから読んだ方が響く本かもしれない。
「自分で自分を育てているか。みずからの熱意と工夫をもたずして、みずからを育てていくという覚悟なくして、成長はありえない。適切な指導者がいればよし、いなければそれもまたよし。みずから考案してやっていくことが、ほんとうの修練となり、成長もできると考えたい。」(本文より) -
松下幸之助の著書。人生と仕事について、氏の考え方が記されている。
・1日を振り返り、自分は良くやったなと思うことができるか
・したっぱのうちから、全体を変えてやろうという熱意はあるか
・人事を尽くしているか
・知識を実践しているか。水泳の本を読んでも泳げるようにはならない -
松下さんの言葉の中に、
『人から評価してもらうことはもちろん嬉しいこと。でも、「今日は自分ながらよくやった」と自分で自分の仕事を称え、それを続けることができる人が成功者ではないか。』
というものがあった。自分を一番よく知っているのは自分。その自分を褒められるような仕事の仕方をしたいと思った。 -
初めて手にした松下幸之助の本ですが、読み始めるとすぐに人柄に惚れてしまいました。講演集であるため口語で書かれているのも言葉が近くに感じられる理由と思いますが、言葉のひとつひとつに広く大きく包み込まれる感覚があります。
この本により、運命についての価値観、捉え方が変わりました。
未来は恐れず、今日の一日を大事に生きていくこと
そうすることで一瞬一瞬を精一杯、輝いて生きるべきだ
と心に教えてくれた大切な本となりました。 -
・”みんなに愛されること” それが一番大事。
●人を育て、生かす心得
①志を立てる。
②好きになる
③自らを知る。
④衆知を集める
⑤訴える。
⑥まかせる。
⑦要望を追求する。
⑧叱る、ほめる。
⑨責任を自覚する。
⑩部下に学ぶ。
⑪愛嬌!!!!!!!!!!!!!
・感謝と怖さを知る事。
・自己の利害だけでものを見ない。自分のものは自分のものであって自分のものでない。
・賢さだけではいけない。賢さではものは生まれない。ある程度の才覚があれば、あとは熱意である。”なんとかしたい”という熱い熱意が、ものを生み出す。
・仕事を頼まれれば必ず報告する。すると、頼んだ相手は喜ぶ。その繰り返しが、だんだんと信用を積んでいくことになる。それが、なくてはならない人、重宝がられる人になるための第一歩である。
・無茶に値切るのでなく、厳しいが理にかなったことをいって安く仕入れることで感心され、尊敬されもする。そうした技能は、死ぬまで生きるものになる。
・礼儀をわきまえて言うべき事を言う。 -
小手先のテクニックでなく人生論や仕事論についてざっくりした内容
それっぽいことがそれっぽく書かれている -
人を大事にする人なんだなって思った!
経営をする上で、一緒に働く人たちの
長所や短所を知っておくことはすごく
大切だと思うし、その人たちをどう活かすかも
すごく大切だと思う。
人への敬意や思いやりも忘れない。
日頃からすごく大切にしたいと思った。
慈愛の心、、、。 -
・人に対しての捉え方が凄いと思った。
すべてを受け入れ、すべてを活かすという前提がある。
・自分の仕事に対する誇りの大切さを感じた。
覚悟を持って取り組むことで誇りが生まれるのだと思う。
・世の中の視点からものごとを考えるとはこういうことかと思った。
会社を通して世の中に貢献したい気持ちから
すべての人を活かすという視点になっていると感じる。
やはり人間的成長=認識の範囲拡大が大切。 -
松下幸之助の仕事に対する考えが取り止めもなく書かれており、まあそうだな、と思うことはあれど、深く共感したり心に残ったりするものはあまりなかった。
松下幸之助本人によって書かれたものではなく、講和を集めたもののため、熱のような、説得力のようなものを感じられなかったのかもしれん。