くものちゅいえこ (PHPとっておきのどうわ)

著者 : 森川成美

• PHP研究所 (2013年2月15日発売)

作品紹介・あらすじ

ちゅいえこは、小さなくもの女の子。古道具屋にすんでいます。ある日、置き時計のなかに、茶色いふくろを見つけます。お店のおじいさんに知らせるため、糸をかけますが…。ハラハラドキドキ、心あたたまるお話。小学1〜3年生向。

感想・レビュー・書評

[mi-nyaさんの感想 · 2023年8月1日]

1.2年。古道具屋さんに住み着くちゅいえこの出会いと別れ。伝えたい点が読み取りにくい。優しさ？出会い？
素敵なアドバイザーの扇風機との色々な思い出がききたかった。

[arukudesuさんの感想 · 2015年6月28日]

ちゅいえこが一生懸命糸を張る様子がほほえましいです。

[れもんさんの感想 · 2013年4月20日]

古道具屋さんに棲みついている、クモの女の子ちゅいえこ。
扇風機の内側をすみかにしていましたが、ある日お客さんが扇風機を
買っていってしまいました。

優しかった扇風機とのお別れは、さみしかったちゅいえこですが、
次のすみかを探さなくてはなりません。
そうして棲むことに決めたのは、ずっと動いていない時計でした。

時計の話すことは止まる以前のことばかりで、ちゅいえこは悲しい気持ちに
なりました。

佐竹美保さんの挿し絵が、かわいいです。

著者プロフィール

森川 成美
東京都生まれ。「アオダイショウの日々」で第18回小川未明文学賞優秀賞。『マレスケの虹』（小峰書店）で、第43回日本児童文芸家協会賞。そのほかの作品に『さよ 十二歳の刺客』『はなの街オペラ』（ともにくもん出版）、「アサギをよぶ声」シリーズ、『ポーン・ロボット』（以上、偕成社）、『夢の発電って、なんだろう？』『光るマウスが未来をかえる』（以上、講談社）、『てつほうの鳴る浜』（小学館）など。

「2023年 『かわらばん屋の娘』 で使われていた紹介文から引用しています。」