近衛文麿の戦争責任 大東亜戦争のたった一つの真実

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569791166

感想・レビュー・書評

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  • 日清戦争・日露戦争は戦争へ突入した理由がわかるのに、日中戦争の場合はよく解らなかった。盧溝橋事件が勃発して日中戦争に入っていったというだけで、戦争突入の理由・過程がよく解らなかったのであるが、この本で何となくわかるような気がしてきた。何が真実であるかはわからないとして、可能性のひとつとして記憶に留めておく価値のある内容であった。戦前に日本の社会主義化・共産主義化という動きがあったことが、自分にとっては新たな知識である。

  • 図書館
    ドイツのヒトラー、中国の毛沢東に影響したように、日本に共産主義が影響していたという歴史があったことを知りました。
    だからアメリカに潰されたのかと。

  • この本のポイントは3点と考える。
    1. 昭和天皇と帝国憲法が、日本の共産化を防いだ。
    2. 日本の右翼と左翼は共産主義という点で双子である。
    3. 日本でのイデオロギー対立は、共産主義 vs 自由主義である。
    4. 近衛文麿を支えた共産主義者は、現在も脈々と生きている。

    なぜ帝国憲法を捨てさせられたのか?
    なぜ民主党は女性宮家にこだわるのか?
    民主党政権が誕生するまでの過程は、近衛内閣誕生の過程と似ているのではないか?

    自由主義を愛する日本人であるのなら、近衛の国家犯罪を真っ直ぐに捉え、悲劇を繰り返さない知恵を身につけることが大切である。

    スパイは逮捕された時点で三流であり、この時点で尾崎秀実は天才ではない。尾崎秀実を天才的とこの本では評している為、星は4つ。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授

「2013年 『尖閣防衛戦争論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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