ラプソディ・イン・ラブ

著者 :
  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569792224

感想・レビュー・書評

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  • 2012.9.25読了。図書館で借りる。

    これまでに無い設定が新鮮で、淡々と読み進めれる、でも先を読みたくなる感じで、普通に面白い。
    ただ、映画を撮るという設定は要らないな〜。ただ、最期に、離れ離れになった家族が生活を共にして、というので充分じゃないかな。ちょっと白けてしまう。

  • 設定は恩田陸さんの書かれそうな感じなのだが、人物も展開も小路さんらしい雰囲気。ばらばらだった俳優家族が集まって演じる、家族。演技と素と、切り替えの曖昧さ。仕掛けたり仕掛けられたり、それでいて誰も貶めることなく、お互いを高め合っていく。ラストシーンが素敵。

  • 俳優一家の家族ごっこをおさめた映画。
    長い月日と別の人生を歩んだからこそ語れる
    それぞれの秘密。

    小路さんらしい温かい家族愛

  • 意表を突いた設定。いやー、ドキドキしましたね~!ラストは、あっさりした感じでしたが、余韻が残ります♪睦子さん、サイコーです♡

  •  俳優たちが、昔住んでいた家に集まり家族として演技する話。ややこしい設定で戸惑った。偉大な俳優だった父が死を間近にしたために取られた映画といいう設定。
     言葉が一つの文の中で言い直される文が多いのも気になる。まどろっこしい。

  • 小津安二郎的な世界観…でしょうか?
    随所には"らしさ"もあるのですが、全体的なイメージはセピアカラーです
    好みの分かれる作品…かな?

  • 全員が役者という設定は面白いんだけれど、映画を撮るという設定は要らなかったかな。監督やスタッフが一人も出てこないのがかえって不自然だし。
    書いている最中は小津安二郎なんかの映画が頭にあったように想像するのは容易だし、おそらくそうなんだろう。
    それだけにかえって撮影というのは余分だった気がする。
    カットもシナリオもなく、固定カメラでひたすら撮っているという方が自然で面白かったかな。
    物語自身はすいすい読み進められたけど、設定にひっかかりを感じたまま読んだので、スッキリ感はなかった。

  • 「その日常の光景がとてつもなく愛おしく思えてくるのよ」


    準一の爆弾はなんだったのかな

  • 映画界の重鎮となった老優と元妻
    腹違いの息子たちとその婚約者
    彼らが老優が昔住んでいた家に集まり暮らし
    それを映画として撮影する。
    皆が役者なので、久々の、または初めての家族の暮らしを
    演じつつ客観的に眺めつつでも、家族の視線を紡いでゆく。

    とても不思議な世界。
    完成した映画を見たいし
    それを見た人たちや
    この家族の表情が見たくなった。

    【図書館・初読・9/1読了】

  • たぶん、私は、語りが次々に代わる形式の物語が苦手なのかもしれない。
    素と演技を分析したりする、そういう語り口があまり好きでなかった。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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