- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569797120
作品紹介・あらすじ
高齢社会の中で増え続ける認知症。その正体はどこまで分かったか。日本各地の臨床医、医学研究者、福祉従事者に広く取材し、近年、急速に進歩した認知症の医学・医療をめぐる最前線のホットで役立つ情報を提供する。治る認知症やアルツハイマー病、最近注目されているレビー小体型認知症、若年性認知症などを解説。さらに新しい治療薬やワクチン、漢方薬、原因タンパクを分解する酵素の話題にまで目配りされている。読者待望の書籍化。新聞協会賞、日本ジャーナリスト会議・JCJ賞、ファイザー医学記事賞の大賞、日本認知症ケア学会・読売認知症ケア賞特別賞受賞作。
感想・レビュー・書評
-
S493.758-ワル-042 300236825
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
所在:展示架
資料ID:11100559
請求記号:493.75||I27||042 -
わかりやすくてよかったです。
認知症は複数の疾患の総称で、アルツハイマー病、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症、脳血管性認知症、若年性認知症といった個別疾患の章が設けられています。
私はアルツハイマー病がどのような機序で発症するか知りたくて何冊か新書を立ち読みしてみたのですが、発症機序については『よくわかる認知症の教科書』(朝日新書)や『脳から見た認知症』(ブルーバックス)よりも本書のほうが詳しいという印象でした。
診断基準や、症状、治療法についても丁寧に解説されています。
予防法、漢方による周辺症状の緩和、薬を使わない治療についても触れられている点もよいと思いました。 -
認知症に罹っている家族がいるため「病気について知っておかないと行けない」と思い読むつもりでいたが、なかなか実現できずにいた。(いわゆる積ん読?)病気、予防法、治療体制などについて(専門的なことを)わかりやすく説明している本。認知症というとアルツハイマー性のものが一般的だが、他のケースについても説明されていた。遺伝による発症の可能性もあると知り不安になっていたが、著者によると「なんとかなるので必要以上に恐れてはいけない」。だからこそ、知ることができてよかった。