伝える力 2 もっと役立つ! 「話す」「書く」「聞く」技術 (PHPビジネス新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569800578

感想・レビュー・書評

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  • もっと早くこの本に出合っていたかったと、前作も含めて心底思います。
    「話す」「書く」「聞く」の材料となる言葉や文章をより丁寧に扱うことが技術を磨く近道だと思いました。小中学校の教科書にしてもいいと思います。

  • 前作に続き非常に学び多き1冊でした。

    説明
    内容紹介
    160万部突破の超ベストセラー『伝える力』の続編がついに登場!
    前作のわかりやすさはそのままに、著者がテレビや報道の現場で学んできた「もっと思いが伝わる」話し方、書き方、聞き方を伝授します。
    「東日本大震災と伝える力」「総理の演説力」といった最新のトピックスから、「怪しい敬語」「教科書がわかりにくい理由」「ツイッター」「日本語の乱れ」といったテーマまで盛りだくさん。
    「心をつかむプレゼンのコツ」「相手の答えが間違っていたら」?など、具体的ノウハウも多数収録しています。
    ビジネスマンはもちろん、「夫や子どもに伝わらない」という女性や、生徒への伝え方に悩む先生、国語力を磨きたい学生や高齢者の方まで、幅広く役立ち、楽しめる一冊です。
    そして、「実は私も話しベタだった! 」という池上さんの意外な過去の話も……。
    あなたも努力次第できっと「伝える力の達人」になれると実感できる一冊です。
    内容(「BOOK」データベースより)
    超ベストセラー『伝える力』の続編がついに登場!前作のわかりやすさはそのままに、著者がテレビや報道の現場で学んできた「もっと伝わる」話し方、書き方、聞き方を伝授する。「東日本大震災と伝える力」「総理の演説力」から、「怪しい敬語」「教科書がわかりにくい理由」、そして「池上さんの意外な過去」まで様々なトピックスを収録。もちろん、具体的なノウハウも満載の一冊。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    池上/彰
    1950年、長野県生まれ。ジャーナリスト。慶應義塾大学卒業後、NHKで記者やキャスターを歴任、94年より11年間『週刊こどもニュース』でお父さん役を務める。2005年からフリーランスとして多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 2019/11/2
    池上さんの伝える力の続編。前回の伝える力の内容と重複(ちょうふく)する部分とその内容を少し発展させた内容が織り交ぜられています。
    人にわかりやすく伝えるにはどうしたら良いか。その一点に焦点を絞って池上流の解説をしてくれています。どの章を読んでも共通して感じたことなのですが、やはり今一度言葉の意味や内容をきちんと勉強し直す必要があるんだなぁということです。
    普段何気なく使ってたり周りの大多数の人がそう使っているから正しいんだろうと思い込んで使うことが実は間違いであったり、本来の意味からはかけ離れてしまっていてうまく意思疎通が出来ない事態になってしまったり…。そんなきっかけになってしまうのはもったいないなと思いました。
    相手が話を聞いて、文章を読んでどう受け取るのか、どう感じるのか。
    そんな視点を常に持って仕事での文章作成や会話のやり取りをすると、自分の表現もさらに幅が広がるのではないかと思いました。

  • 著者の考え、意識があってこその伝える力だとわかる。
    自分もわかっているようでわかっていないことが、多いのでその点を注意したい

  • 「伝える力」の第2弾として購入。
    序盤は、東日本大震災が起きた時の専門家や政治家が発する言葉の伝え方を池上さんの視点から解説しています。現在でもありますが、その業界の聞いたことのない専門用語を言われても一般人には伝わらず、「?」が飛び交います。結局最後に残ったとすれば、よくわからなかったという印象がありました。
    本書でも池上さんが感じたことやわかりやすく伝えるために前作では伝えきれなかったこと、様々な言葉に関する語源などがわかりやすく書かれています。
    相手のことを考え、分かりやすく伝えることが大切であるとわかってはいるものの、ついつい専門用語を言ったり、間違った解釈で、相手に伝えることが多くあります。
    池上さんも「伝える力」に悩んでいて、何回も努力を重ねることで、より分かりやすさへの意識が高まるのではないかと思いました。
    改めて、日本語の使い方、奥深さを勉強したなという印象でした。

  • 「思いを伝えるやり方をていねいに解説」

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=078343

  • 技術論ではなく、自分の経験を元にした具体例多め。
    「へぇ」と思う部分は多かったけど、内容は当たり前なことの再確認。
    結局のところ「相手のレベルを考えて伝えること」が重要。

  • 話し方の参考までに。身につくかどうかは別の問題...。

  • 電子書籍購入(紀伊国屋オンライン)
    とてもわかりやすく、伝わってくる。1に比べるとちょっと散文的だが。
    ・和文和訳を意識して説明する
    ・谷川俊太郎「自分の詩が国語の試験問題に採用されたので解いてみるとだいたいゼロ点」
    ・自分の言葉でなければたとえ名文であっても人の心に届かない
     ⇒野田よしひこは自分の言葉で発信している
    ・文章は因数分解するとわかりやすくなる

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】
    第1章 東日本大震災と「伝える力」
    1 「ようめんに」と言われても
    2 和文英訳をして解説した
    3 人はわからないと不安になる
    4 自分がわからないことは相手もわからない
    5 理科系の話を文化系に翻訳する人が必要
    6 菅直人氏と枝野幸男氏の「伝える力」
    7 相手に「話の地図」を渡すことが必要
    8 東京電力と東京ガスの違い
    9 イギリスのリスク・コミュニケーションに学ぶ
    10 科学者と政府の見事なコミュニケーション
    11 画期的だった天皇陛下のエンペラーズ・スピーチ
    12 「どじょう発言」の伝える力
    13 同じフレーズを繰り返した野田総理の所信表明演説
    14 もう一つのアメリカ流

    第2章 テレビの現場から学んだこと
    ー「週刊こどもニュース」「学べるニュース」で培った伝える力ー
    15 ニュースの素人が作っていた「週刊こどもニュース」
    16 「水道」と「海峡」はどう違うの?
    17 「鎖国って何ですか?」
    18 受けた質問を仕事や勉強に活かす
    19 部下や後輩の問いかけに耳を傾けてみる
    20 相手の答えが違っていても
    21 なぜ地デジに移行したか知っていますか
    22 地デジを道路にたとえて説明した
    23 ゲリラ豪雨は、どうしてゲリラ豪雨?
    24 「押す」か「巻く」かわかりますか
    25 「その八百屋、わらって」と言われても
    26 業界用語は業界内だけで使うべし

    第3章 世間にあふれる「わかりにくい表現」「伝わりにくい表現」
    27 歴史の教科書が面白くない理由
    28 わかりやすい教科書では困る人がいる
    29 筆者が答えに困る国語の試験問題
    30 悪文を読解させるよりも
    31 TPPは海外の企業を「裨益させる?」
    32 小泉純一郎氏と小泉進次郎氏の「伝える力」
    33 鳩山元総理の「いのちを守りたい」は国民に伝わったか

    第4章 もっとわかりやすく伝える方法1
    ー話をコンパクトにまとめるー
    34 「因数分解」を覚えていますか
    35 伝えたいことを因数分解すると、わかりやすくなる
    36 因数分解して相手に地図を渡す
    37 カタカナ用語を考える
    38 ツイッターの140ジで「伝える力」を磨く
    39 企画書はA4用紙1枚にまとめる

    第5章 もっとわかりやすく伝える方法2
    ー話し方や話題を工夫するー
    40 スピーチをするときには
    41 具体的な話で聞き手の気持ちをつかもう
    42 報告書は簡潔に、一文を短く
    43 わかりにくいニュースの語源もある
    44 英語の関係代名詞は日本語の話し言葉に似ている
    45 「戦場カメラマン」渡部さんがゆっくり話す理由
    46 相手と話すスピードを合わせる
    47 視線を同じ高さにすると話しやすい
    48 滝川クリステルさんに学ぶ座り方
    49 九条はアイディアの宝庫
    50 社名や地名の由来で相手の心をつかむ
    51 グルジアはジョージア?
    52 竜を退治したゲオロギウス
    53 ジョージ・ブッシュもゲオロギウスだった?
    54 興味を持つ→学ぶ→伝える「知の循環」

    第6章 気になる言葉、気になる表現
    55 敬語が苦手な若い人が増えた背景には
    56 相手を思いやる気持ちがあることが大前提
    57 尊敬語と謙譲語の区別はできていますか
    58 「部長は出かけていらっしゃいます」はおかしい
    59 「させていただく」も過ぎたるは及ばざるがごとし
    60 「ご被害者のみなさまへ」はまさに慇懃無礼
    61 「〜〜したいと思います:は自信のなさの表れ
    62 「応対品質を確保するため」とはどういうこと?
    63 ぼかした表現が増えている
    64 「こちらはコーヒーになります」はまだコーヒーになっていない?
    65 「頭痛が痛い」表現に注意しよう
    66 そのツィッターの内容、街中で叫べますか?
    67 自分の個人情報にも留意する

    第7章 日本語は乱れているのか
    68 「ヤバイ」のはやばい?
    69 気が置けない人は油断ができない?
    70 漢字の「正しい読み方」と「間違った読み方」
    71 「アナウンス読本」も変わっていく
    72 麻生氏と菅氏、二人の総理大臣経験者の誤読
    73 徒然草にも書かれていた言葉の乱れ
    74 未来h「ゲンゴ道断」が正しい読み方に!?
    75 豊かで美しい日本語で伝えるために

    第8章 かつて私も「伝える力」に悩んでいた
    76 引っ込み思案で、目立たなかった少年時代
    77 警察担当の記者にはなったものの
    78 ガサ入れの瞬間をカメラに
    79 「おばちゃん」気質に学ぼう
    80 専門用語の使い方は苦い経験から学んだ
    81 丸谷才一氏に学んだ「ね」

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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