IGPI流 セルフマネジメントのリアル・ノウハウ (PHPビジネス新書)
- PHP研究所 (2012年12月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569809106
感想・レビュー・書評
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IGPI冨山さんの本。
冨山さんの本は大体読んでいますが、
現場のリアルとコンサルタントのロジックのバランスが良く、
好きなコンサルタントの一人です。
今回は、セルフマネジメントという題名だったので、
個人がどのように自分の価値を上げていくのかについて
書かれた本だと思っていましたが、
その要素半分と、会社がM&Aや事業売却した際に
起こりうるべきこととそこで働くひとへの影響についてが
メイントピックでした。
やや自社の営業的な要素も見られましたが、
「M&Aをして会社間でシナジーを」や
「M&Aをして、規模の経済からコストメリットを得る」といった
よく聞く話が言葉で言うほどそう簡単でないことが
良く理解できます。
そして、以外に見過ごされがちな「リーダーを誰にするか?」や
「会社の組織をどのように組み立てるのか?」が
M&Aには重要であると述べられています。
今後、社会がグローバル化していけば、
この本に書いてあるようなM&Aが
いつ何時自分に降りかかってきてもおかしくありません。
そんなときに備えて、自分で自己防衛しておく必要性を
分かりやすく学べる良い本だとおもいます。
何はともあれ、まず英語。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本経済のパイが広がらないいま、「仕事」の奪い合いが日常化してきた。いまやどんなビジネスマンも、企業の合従連衡、M&Aの嵐から逃れられない。
「カイシャの身売り」が頻発する時代、組織や上司が変わっても評価される「プロフェッショナルの条件」とは何か。どう生き延びていけばよいのか。
●感情に流されず、経済合理性というフェアネスを追求せよ
●説明能力が高ければどこでも通用する
●外国人と一緒に働くことに向いている人、向かない人
●清濁併せ呑むタイプが求められる など、
M&Aビジネスのプロフェッショナルが、現場から見出したリアルなサバイバル思考法、行動術をリアルなエピソードを交え、18カ条に記していく。
ビジネス人生を自力で経営できる人間になるための、ヒント満載の書! -
第1章 あなたの会社は、いつ買われてもおかしくない!(M&Aは集団転職だ!/過去の延長線上の未来か、過去と断絶したイノベーションか ほか)/第2章 買い手はどこを見て、何をするか(現場と経営、どちらに手を入れるのが得策か/感情に流されず、経済合理性というフェアネスを追求せよ ほか)/第3章 どんな人材が重宝されるか(会社との距離の取り方を身につける/個人のパフォーマンスを最大化する ほか)/第4章 プロフェッショナルスキルの磨き方(ユニバーサルでポータブルなスキルとは何か/英語力を高める ほか)/エピローグ マネジャー職に求められる能力は何か(組織と組織のハブになる人材/本社と現地との間の軋轢を吸収する)
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2015/01/18
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イノベーションは異質なものの組み合わせから生まれる。
ゲームのルールが変わったとき、過去の蓄積がかえってじゃまになる。
ビジネスパーソンとしての自分の市場価値はいくらか。
英語は意志疎通を図るためのツールだから、最初に意思がなければ始まらない。
積極的に違う仕事をして、2本の柱で自分の身を守る。 -
日本の近未来において、個人として身につけるべき能力とマインドセット
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M&A時代を生き抜くためのセルフマネジメントノウハウを紹介。目新しいことはなかったですが、参考になりました。
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会社の耐用年数が下がったので自身のスペシャリティを軸にキャリア作りましょうというドラッカーが言ってたことと同じことが主題。バブル後始末のころ盛んに行われた事業単位での買収を取り扱った組織の人の著書だと思うが、タイトルから連想するほど実例に即したノウハウではなく、あまり新しい発見はなかった。セルフマネジメントのノウハウではなく、セルフマネジメントが必要な時代であるという環境分析に近い。
コングロマリット型企業の機能型横串部隊にいると、自分のスペシャリティと貢献を意識せざるを得ず、また様々な事業をマルチに扱うケースが多いので転職の機会は減るのではと思った。特にスタープレイヤーは引っ張りだこなので、意識してのセルフマネジメントの機会はここそこにありそう。 -
言ってることは共感するが、まーどの本にも書いてあるような普通の内容。