- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569819075
作品紹介・あらすじ
レッドソックスの不動のクローザーとして活躍する著者。2013年シーズンは、見事ワールドチャンピオンとなり、胴上げ投手にもなった。39歳となった今シーズンも、活躍を続けている。本書では、著者が年齢を重ねながら進化し続ける理由を明らかにする。
著者は「不安やプレッシャーは悪いものではない」という。「不安があるからこそ、準備を怠りなくと思うことができる。不安に押し潰されるのではなく、不安こそが自分を動かすエネルギーとなりえるのだ」と断言する。
著者の毎日は、マッサージなどの身体のケアを他のどの選手よりも入念に行い、ストイックな生活をおくる日々だ。それは「ケアを怠ることで怪我をするなどして、後悔したくない」という一心だ。そしてその先にあるのは、マウンドに上るまでの覚悟だ。
著者は、毎日小さな目標を立てて球場に向かう。
雑草魂を糧にいかに壁に挑み克服してきたかを明らかにする。運命を切り拓きたい人は必読の一冊。
感想・レビュー・書評
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筆者についてのことや、気持ちの持ち方などを詳しく知ることができた。特に「人は成功ではなく、失敗から学ぶ」という言葉が印象に残った。失敗することで自分の駄目だったところに気づくことができる、と書いてあったので、これからしっかり活かしていけるようにしたい。
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自分に置き換えて感じようとしたが、そうなのね、みたいで、自分に役立つという感じではなかった
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上原浩治選手、引退発表!雑草魂を貫く長い間、お疲れ様でした!
雑草魂を糧にいかに壁に挑み克服してきたかを明らかにする一冊を。 -
『覚悟の決め方』/上原浩治
著者は、プロ野球で20年の現役生活を全うし、日本のプロ野球史上初の日米通算100勝、100ホールド、100セーブを達成した選手。
闘志を前面に押し出すその姿は、忘れることができない。そんな著書が歳を重ねても第一線で活躍できた裏にあるものとは?
著者は本書の中で、以下のように述べています。
p25
どれだけ事前に準備したか。それによって、結果は随分と変わってくる。
「運」や「奇跡」というものは、自分で呼び込むものなのであり、それができるかどうかは、準備の多寡に比例する。
著者の準備することへの構え、その様はメディアでもよく取材されていて、だからなのかという納得させられるものになっています。 -
序章
クローザーの出来は勝利に直結する。プレッシャーは大きい。それに立ち向かう勇気をくれるのは覚悟である。その覚悟を決めるためにどのような行動をしてきたのかを述べた。しっかり準備すれば覚悟は決まる。
おわりに
もっと野球がしたい。それが私の原動力だ。だからレベルを上げなければならない。年齢は重なり肉体は衰えるかもしれないが、技術、メンタルは向上できる。限界をつくればそれで成長は終わる。しかし、限界を決めなければ前に進んでいける。だから、毎日悔いの残らないように準備を行い、覚悟を決めてマウンドに上がるのだ。 -
挑戦することの大切さ、勇気をもらえる本です。
一節がとても勇気付けられるので写真に撮って辛いとき見るようにしています。 -
上原浩治の背番号19には彼なりの想いがある。
19歳の頃、彼は浪人生だった。氏はこの一年が一番苦しかったと言う。苦しかったときを忘れないように背番号19にこだわっているそうだ。苦しみがあったからこそ、今の上原がある。
順風満帆のときには人は人を褒め称える。
壁にぶつかって苦しんでいるときは見向きもしない。
それは仕方がないことなのかもしれない。
苦しんでも雑草のように耐えて、復活する氏をファンは応援しているのだと本書を読んで感じた。
覚悟とは苦しくても前に進むことだ。 -
読了
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(50) 12/8
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○メジャーリーグのボストン・レッドソックスで活躍する上原投手の著作。
○今までの野球人生を振り返りながら、日本球界とメジャーリーグ、先発と中継ぎなどの野球を中心とした解説を行いつつ、ストッパーとして不可欠な「覚悟」について、書いた作品。
○上原投手本人の苦労なども隠さずに書かれており、素直に、その人柄を感じ取ることができた。
○その他、野球の観点だけでなく、メンタル面についても興味深かった。
○口述筆記の作品(と思われる)なので、本人の語り口や印象とは違う点が、少し残念。