量子コンピューターが本当にすごい Google、NASAで実用が始まった“夢の計算機" (PHP新書)

著者 :
制作 : 丸山 篤史 
  • PHP研究所
3.11
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本棚登録 : 236
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569824987

作品紹介・あらすじ

複数の計算を同時にこなす量子コンピュータ。実現するのは遠い未来だったはずが、商業用マシンがグーグルで採用された。その実態とは?

感想・レビュー・書評

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  • ・計算とは、具体的なものを抽象的に操作すること
     →「インプットを処理してアウトプットを出すこと」の方が近いと感じたのだが、何が違うのだろうか?

    ・CHAT GPTは、考えるという意味で人間と大きく異なる
     1.インプットを与えられなければならない(人間は自分で問題を定義できる?)
     2.抽象化ができない(言葉に続く言葉で最も確率が高いものをひたすら出す原理)

    ・とはいえ、人間は、外部の刺激から考えるのではなく、行動して後付けで考えを作り出している側面もある(一部なのか全部なのかわからないが)

    ・そういう意味だと、上の1の意味において機械と同じでは?

    ・抽象化は今の技術ではコンピューターでまだ実現できないと考えるべきか?

    ・量子コンピューターは、
     ーチューリングマシーンを量子で再現できる
     ー量子ビットに0,1ではなく確率を書きこみ、右か左かも確率になる
     ーこれらの重ね合わせを利用したアルゴリズムで高速計算ができる。暗号も解ける
      ・ドイッチュ、ショア
     ー要は、高速ということね

    (計算するとは何か、チューリングマシーンとは何か、CHAT GPTと人間の違いは?)に絞って読んだ

  • 量子コンピュータの話は後ろの70ページ程度なので本格的な話を期待する人には向いていないだろうが、ざっくり知りたい人には軽めの文章で良いと思う。D-Waveのざっくりとした解説がわかりやすい。。

  • 読みやすく、今までの歴史は分かりやすい。
    ただ、肝心の量子コンピューターの仕組みがよくわからなかった。
    プロローグは要らない。

  • 量子コンピュータが凄いことしか分からなかった

  • 図書館で借りた。量子コンピュータシリーズ、まあ分かりやすいか

  • 300ページ中、量子コンピュータは後半70ページだけでした。その部分もネットのページの方が分かりやすい。

    関西弁と相づちがとにかくウザい。

  • 個人的には、この本を読んで「量子コンピュータ」がわかるかというと、たぶんよくわからないと思う。

    量子コンピュータの説明に入るまで、計算の概念、コンピュータの概念と歴史、量子の説明、暗号と、たしかに大事な部分ではあるが、ちょっと冗長すぎる。
    結局、量子コンピュータの説明に入るのが第6章234ページで、量子コンピュータの説明は70ページ弱程度。
    しかもなぜか関西弁で書いてある。話し言葉は基本的に冗長になりやすいので、ちょっと水増しがすぎるように思う。

    暗号が簡単に解析できるようになるという点で興味を持っている量子コンピュータではあるが、この本ではその興味を満足させることができなかった。

    しかし、個人的に、この本を読んで「フォン・ノイマンすげー」「最適化問題おもしろそう」という点では収穫でした。

  • 【由来】


    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • なんだかんだで、やっぱり難しい。
    量子コンピューターってなんだろうっておもってたら、
    パソコンやら暗号やらなんか、遠い。
    最後にようやく本編に入ったらすぐ終わる。
    というか、素直には理解できない。

  • コンピューターが作られるまでの歴史・数学の歴史・暗号・量子とは何か?など盛りだくさんの内容。文系にもわかるように解説してくれている。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou25901.html

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著者プロフィール

たけうち・かおる サイエンス作家。1960年生まれ。東京大学教養学部教養学科、同大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(高エネルギー物理学専攻、理学博士)。フリースクール「YES International School」校長も務める。著書に『99・9%は仮説』(光文社新書)、訳書に『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』(ポール・ナース著、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『人と数学のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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