- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569824994
作品紹介・あらすじ
ビジネスのグローバル化の歴史を明らかにし、日本企業がこれからも巻き込まれ続けるグローバル化の未来を正しく理解するための教科書。
感想・レビュー・書評
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いわゆる新興国の台頭を中心とするグローバリズム。
この真の意味を中心に、何を考えていく必要であるのか?が綴られた内容。
ビジネススクールの授業がベースになっていることもあり、
実例・データを交えて書かれているが、少々分かりにくい内容であった。
いずれにせよ、製造業にとってはグローバル化は不可欠。これは間違いない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者も知らず、グローバルという言葉に惹かれて、おっかなびっくりで読み進めましたが、非常に理解しやすく、教科書的に学ぶことができたなという読了感です。
その理由は、今に至る世界のビジネスの歴史を、経営学・経済学・心理学的な視点で解説すると共に、事例や自らの体験を織り交ぜて、グローバルの本質を”交易”と”分業”と論じてから各論に展開しています。
その掴みが絶妙で、その後の”ソーシャルキャピタル””相対的な希少性””土着化””D/Pモデル”などのグローバル化を象徴するキーワードを次々とのみ込むことができた。
面白かったのが、グローバル化の進展により、さらに国家の重要性が高まるとのこと。世界は、先進国優位の大分岐から、新興国や発展途上国の巻き返しによる大収斂に向かう。
本書はグローバル化の教科書であると共に、ビジネス史の教科書とも捉えることができます。 -
グローバル云々は別として、経済についての見方が広く面白い本。
ただ、トヨタのプラットホームがどうとか電気自動車は簡単だから、というあたりは、他からの受け売り。ちょっと違うと思いまして、、、
大きな歴史の中で中国とインドからGDPが西洋にシフトしたが今それが戻っているという見方が、メカラウロコ。
独占禁止に関して、世界規模での競争で考える必要、再認識。 -
紹介例
グラミン銀行
フィリピンヤクルト
ボーダーフォン
トヨタの擦り合わせ技術の限界
リバースイノベーション -
思ったことを口にすれば、全てg亜解決するわけではない。同じ人間で、同じ合理性を持っていて、同じだけ賢い人が違う行動をとるとすれば、彼らには彼らが住む世界の常識があり、それを彼らのルールの中で理解しないとフェアな評価はできない。