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- Amazon.co.jp ・本 (103ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569827872
作品紹介・あらすじ
十牛図とは十枚の牛の絵であるが、失われた牛(自己)を探して旅し、故郷のわが家に連れ帰る絵物語。真の自己にいたる悟りのプロセスが十枚の絵と漢文で描かれる。本書は、禅僧が人生の歩みにおける意味を丁寧に解説。古典翻訳家がわかりやすく現代語に訳した。
感想・レビュー・書評
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自意識の探索。
久しぶりに十牛図が読みたくて。
自己は外になく己の中にしかない。
螺旋階段のように円形作る人生。
ありのままと自己探求の組み合わせ。
がんばるのとがんばらなくていいの同居。
その結果、牛が時に現れ消えるけど元の自分ではなく新たな自己を確立するのだろうと解釈した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中国宋の禅師の本。牛(真の自己)を探して旅し、我が家に連れ帰り、悟りを開く物語。元々自己は内在するのになぜ探しに行くのか。人生、頑張ること(ありのままを超えた自己を探求する)も頑張らないこと(ありのままが仏)も両方必要なのだ。頑張って疑問を解くことは必要だが、今に「安らぎ」、「知足」し、明るい「十全感」に浸ることも大切。その両者が螺旋のように繋がっていくことを示したのが「十牛図」。
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十牛図を丁寧に解説しています。
ある程度解釈の差といのは人によってありそうだけど大筋は変わらず。
でも十牛図を思いきて色々な解釈で大胆に読み解いてみても面白いかも。
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