学校では教えてくれない地政学の授業

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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569831602

作品紹介・あらすじ

ISの台頭、中国の海洋進出、米露の対立も地政学で読み解ける。超人気講師がラジオで語った講義を書籍化。世界の動きが見えてくる!

感想・レビュー・書評

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  • 入門として分かりやすく良い本だった。
    あぁなるほど、と思えることも多く、改めて世界史を考えるいい機会にもなった。
    対談をされている先生の癖は強め。

  •  海洋国家、日本やイギリスはシーパワー、大陸国家、中国はランドパワー。朝鮮は2000年、中国のランドパワーに翻弄されてきた。ソ連崩壊で、中国は北方の脅威から解放され、シーパワー化。東シナ海、南シナ海への海洋進出。②モンゴルは史上最強のランドパワー。ロシアはモンゴル帝国を継承したランドパワー国家。ウクライナのクリミアを持つことは黒海を持つこと、黒海を持つことは地中海に出ること。そして、ヨーロッパのシーパワーとロシアのランドパワーの境目が丁度ウクライナ。③日本には朝鮮が防波堤、米英にはインド防衛の防波堤は、アフガニスタン(ソ連・ロシア)とチベット(中国)。

  • 対話形式で読みやすかった。

  • 地政学、歴史、現在の社会問題をまとめて理解できる本です!
    地政学入門書の中で一番読みやすいのでオススメです!

  • ラジオ番組を本に構成したもの。
    地政学という分野のことは全く知りませんでしたが、とても面白く読め、かつ、目から鱗でした。
    2016年に出版された本ですが、ロシアとウクライナがもともと抱えていた問題についても、分かりやすく説明されています。
    地政学に関する他の本も読んでみたくなりました。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/688391

  • 政治的な背景から地理を読み解くアプローチが面白かったです。
    最初からというよりは、目次から気になったところを読んでいくのが良いと思います。

  • 全く世界史が面白いという感情もなく、現在の世界情勢が分からないという人が今までの歴史の流れを知りつつ今を知っていくための足掛かりになると思った。

  • 教養として世界史は知っておくべきだと思いつつ、なかなかとっつきにくいと思っていたところで見つけた本(浪人明けの時期に買ったはず)。
    今まで気になりつつも読んでいなかったし、
    今マーケットの勉強をしながらその背景として知っておくべきと思い読んだ。

    過去についてはコンパクトにまとめつつも今に繋がるように解説され、現代社会の理解が深まるようになっている良書。

  • ロシアは常に海への道を求めて南下を試み
    中国は専ら北方民族の侵略と戦い続ける
    陸地で隣り合う国同士は常に争い、お互いの脅威に晒され続け
    海で囲まれたイギリスや日本は天然の障壁により戦略上の優位を持つ

    朝鮮半島は常に中国からの侵略を受け、中国での政権交代と共に同様に勢力が交代する
    朝鮮を侵略した豊臣秀吉を滅ぼした江戸幕府とは良好な関係を保ったが
    江戸幕府を倒した明治政府とは必然的に敵対関係となった

    日本が満州国を樹立したのと全く同じような方法で
    フランスとイギリスがオスマン帝国(トルコ)にシリアとイラクを樹立した(サイクス・ピコ協定)
    そのことが現在にまで続く中東各国の情勢不安の現況となっている

    地政学という概念をわかりやすく伝えてくれ、近代史が単なる事実の積み重ねではなく
    当事者の必然的な構造として説明される
    各国の事情や行動が論理的に説明されとても面白かった。また必要に応じて読み返したい。

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著者プロフィール

茂木 誠(もぎ・まこと)
ノンフィクション作家、予備校講師、歴史系 YouTuber。 駿台予備学校、ネット配信のN予備校で世界史を担当する。著書に、『経済は世界史から 学べ!』(ダイヤモンド社)、『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社)、『超日本史』 (KADOKAWA) 、『「戦争と平和」の世界史』(TAC)、『米中激突の地政学』(WAC 出版)、『テレ ビが伝えない国際ニュースの真相』(SB 新書)、『政治思想マトリックス』(PHP)、『「保守」 って何?』(祥伝社)、『グローバリストの近現代史』(ビジネス社・共著)、『バトルマンガ で歴史が超わかる本』(飛鳥新書)、『「リベラル」の正体』(WAC 出版・共著)など。 YouTube もぎせかチャンネルで発信中。

「2022年 『ジオ・ヒストリア 世界史上の偶然は、地球規模の必然だった!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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