「怒り」を上手にコントロールする技術 アンガーマネジメント実践講座 (PHPビジネス新書)

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569841748

作品紹介・あらすじ

ビジネスマン必読! もう仕事&職場で、ついカッとなって損しない! 自分の怒りをコントロールして明日から正しく怒れるようになる技術。

感想・レビュー・書評

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  • 日本のアンガーマネジメントの第一人者によるアンガーマネジメント概説。アンガーマネジメントは怒りを抑えるのでは怒りという感情を理解し適切に付き合うメンタルケアである。

    題名に「実践講座」とありコントロール手法や思考法が列挙されているが何らかの指導員のもと行う必要はありそうだ。そのなかで「スケールテクニック」「コーピングマントラ」「コアビリーフ」「アンガーログ」は初心者&我流でも比較的すぐ取り掛かれそうである。

  • 某資格関連の団体で受けたアンガーマネジメント講座が物足りなかったので読んでみました。
    実践とあるだけあって、具体的な理論、行動方法が分かりやすく記されていました。
    自分に合う方法をこの中から取り入れて、今日からでもすぐ実践できそうなことが多かったように思います。
    自分のため、周りのために、多くの人が学び実践すると、組織の中でも良い効果が出ると思いました。


  • 自分が怒る理由
    それはコアビリーフにある。
    自分の『べき』が目の前で裏切られたとき
    人は怒る。

    わたしが大切にしているのは
    人の話をきくこと。
    自分もちゃんとききたいと思うし
    人にもきいてもらいたいと思う。
    しかし現実的に話を最後まで聞いてもらえず
    遮られその挙句に、なんで?!でもそれは違う、
    と言われたら。
    そりゃ腹も立つ。
    え?聞いてきたのあなたでしょ?とも言いたくなる。
    とはいえ、自分もいつも100%がっつり
    聞けているかというとそうでもない。


    相手や出来事に対して怒ってるわけでなく
    その根っこは自分。
    この考え方をしてから
    もしかすると、自分では気づいていない
    怒りをふつふつと溜めてきているのでは
    と、思ったことがあった。
    『怒れない』のだ。
    自分の感情を見つめすぎてて
    ホントは怒りたいのに怒れなくなってしまった。
    怒っている自分が嫌だとか
    怒りはかっこいいものでないというのが
    先にたつ。
    自分の感情をマネジメントすることって
    必要なのかな?とも思う。
    怒りは二次感情ということを聞くが
    感情に一次も二次もないんじゃないか?と。

    技術ではないものに目を向けよう、
    と改めて思った。

  • イライラすることが多くて、これは良くないと思い始めてから、アンガーマネジメントを知り、学ぶ機会を持ってきたが、理解しても行動に落とし込めず、この本も、知っていることは多いが、改めてやってみようと思うことがあった。ログをとるというのは面倒くさいけれど、面倒なことを乗り越えないと自分は変わらないよね。最後の方の、怒りを力に変えるの中で、5年後のありたい姿、そのために毎日できることを考え実行する、実行できた自分を肯定。自分で自分をよしと思える絶対的自己肯定感につながる。アンガーマネジメントも極めると自己肯定感につながるわけか。毎日ログ、できるかな。なりたい姿もっとしっかり思い描いてみよう。

  • 6秒ルールとコアビリーフという考えを知っただけでも価値があった。図書館で借りたけど、これは買って手元に置いておこう。

  • アンガーマネジメント指南。
    比較的平易な表現で、実践講座のタイトルに相応しく具体的な内容がまとめられている。
    感情の動きを把握してそれをコントロールすることが必要となるが、コアビリーフや自己認識を改める必要がある。
    そのためにアプリを活用したりメモを取ることが1番。
    怒りをパワーに変えるには3つ
    1.長期的なゴールが明確
    2.ゴールに向かって毎日することが具体的
    3.毎日できる仕組み、環境が整っている

  • とりあえず、自分自身を知らなきゃ。明日からやれることからやってみょうかなぁ。メモとアンガーログアプリを参考にしながら…

  • アンガーマネジメントとは、怒る必要のあることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らなくて済む、その線引きが上う手まく引けるようになること。

    ①怒りの「衝動」をコントロールする技術
    ・イラッとした時は、反射的に言い返すなど「反射」をしない。
    怒りの感情に支配された状態でとっさに何かをしても良いことはない。
    ・怒りを感じたら、6秒待つ。6秒あれば、脳の前頭葉が働き、怒りの感情に理性的に対処しようとする。

    ②怒りの「思考」をコントロールする技術
    ・私たちは「朝は挨拶をするべき」といった理想や願望を持っている。
    自分が信じる「べき」が裏切られた時、人は怒りを覚える。この「べき」を「コアビリーフ」と呼ぶ。
    ・コアビリーフと上手に付き合うには、怒りの思考をコントロールする必要がある。
    心の中で「許せる」「まあ許せる」「許せない」の3つのゾーンの境界線を明確にし、その上で「まあ許せるゾーン」を広げる。

    ③怒りの「行動」をコントロールする技術
    ・怒る必要がある時は、自らどう行動すべきかを考え、選択する。
    その行動パターンは、次の4つに整理できる。
    1. 変えられる/重要
    2. 変えられる/重要でない
    3. 変えられない/重要
    4. 変えられない/重要でない
    ・行動を選択する際は「自分や周りの人にとって、長期的に見て健康的な選択は何か」という基準で考える。

  • アンガーマネジメントは怒らないことが目的ではない。
    というのがまず目からウロコ!
    短気な自分を変えるのは中々難しいのでまずは安心。

    イラッときたら
    6秒待つ、温度計、マントラ。
    でもマントラを唱えるより先にイラッとしたことに対する反応が出てしまうので、慣れるまで時間がかかりそう。
    いいマントラ考えます。

    自分のリクエストを伝えるときに、NGワードを使ってることがよくわかった。
    前から言ってるけど、なんで、いつも絶対、ちゃんと
    これは気をつけよう。

  • 2019年9月1日読了。

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著者プロフィール

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。日本のアンガーマネジメントの第一人者。アメリカのナショナルアンガーマネジメント協会では最高ランクのトレーニングプロフェッショナルにアジア人で唯一登録されている。著作は中国、台湾、韓国、タイ等でも翻訳され累計50万部を超える。

「2020年 『みんなの怒りスイッチをさがせ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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