トップ3%の人は、「これ」を必ずやっている 上司と組織を動かす「フォロワーシップ」
- PHP研究所 (2020年2月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569845982
作品紹介・あらすじ
なぜか上司から頼りにされる人の秘密は、「フォロワーシップ」にあった! 上位3%の人だけが実践している「正しい頑張りどころ」とは?
感想・レビュー・書評
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トップ3%の人は、「これ」を必ずやっている 上司と組織を動かす「フォロワーシップ」
著:伊庭 正康
フォロワーシップとは、上司の「至らない点」や「見えていない点」があれば、積極的にサポートし、組織を良くするために影響力を発揮するスキルである。
役職がついていないか、年齢が低いからといったことは関係ない。むしろそんな時こそ、フォロワーシップを発揮するタイミングである。少なくとも役職は、身分ではなく、ロール(役割)である。組織の成功の8割は、部下のフォロワーシップによるものである。
本書の構成は以下の6章から成る。
①頑張っても報われない人が見逃していること
②3%の人だけが知っているフォロワーシップとは
③フォロワーシップを高める習慣
④職場の「複雑な問題」を解決する方法
⑤ビジネスフレームワークを使って、10倍速で問題を解決する
⑥いい時ばかりではない。うまくいかない時の対処法
リーダーシップももちろん大切。そしてそれと同じように、それ以上にフォロワーシップは大切。誰しもがその両方のスキルを意識して育て活用すべきでもある。
リーダーシップとフォロワーシップは相反するものでもなく、共通して言えることはそのスキルは自分が軸となるものの自分以外を動かすことに多大な影響を与えるものである。
リーダーシップが上でフォロワーシップが下ということでもなく、どちらも大切な概念である。
円滑に回る組織においてリーダーシップよりもフォロワーシップの方が大切という局面もあり、それはどんな環境においても当てはまる。リーダーシップのように表舞台に目立つ存在ではないかもしれないが、さくっと学び、さりげなく活かせるようになりたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分はフォロワーシップの方は向いていると思って読んでみたが、まだまだトップ3%には及ばないことがわかった。2つ上の視点から考える習慣をつけたい。
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ロバート・ケリー教授が、著書『The Power of Followership(1992年)』
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こんな働き方があったんだ。こんな働き方がしたい。
「言ったところでしょうがない」と諦めるのではなく、付加価値を生み出せるような提言ができるようになりたい。
何度も読み返そう。
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フォローワーシップを持とう。
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数多くの「これ」を提案されており、どれも実際の場面で活用してみようと思う。
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企業研修を主に手がける会社を経営するリクルート出身の著者が上司と組織を動かすフォロワーシップについて書かれた一冊。
組織の業績を高めるためのフォロワーシップについて行動や考え方について本書で学ぶことができました。
仕えるのではなく支えるという気持ちや声を上げることの大切さなど行動や考え方だけでなく「HRM」や「タックマンモデル」や「ソーシャルスタイル」などの実践的なビジネスフレームワークも学ぶことができ勉強になりました。
そんな本書の中でも学んだ知識はみんなの資産にすることや伝えたい人の同僚からの伝達などをうまく使って部下や上司に意見を伝えることやまずしくみを変えてから意識を変えることなどは取り入れていきたいと感じ、印象に残りました。
本書で学んだことを活かし、ふたつの上の視点で自分たちが本当にすべきことを考え、フォロワーシップを実行することで会社に貢献できる影響力のある人材に近づけると感じた一冊でした。 -
ちょうどこれから迎える40代。また少し時間が経った時、読み返して自分の軸を確認したい一冊。
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フォロワーシップは、できる部下力。
ロバート・ケリー氏が提唱したもので、著者は日本の実情に合わせてアレンジし解説しています。
実践しているのは3%程度しかいないともいいます。
上司の参謀として影響力を発揮できる人材が必要と説きます。