- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569846880
作品紹介・あらすじ
AIに決して代替されない自分になるために。
ベストセラー『仮説思考』『論点思考』『右脳思考』3部作の著者が送る「アウトプットから始める知的生産の技術」。
楠木建氏絶賛!
「知的生産術の決定版。これだけでいい」
情報が氾濫する時代。「データはたくさん集めれば集めるほどいい」と考える人は多いだろう。
しかし、著者はそれを真っ向から否定し、「情報収集(インプット)は最小でいい」と主張する。大事なのはむしろアウトプットから逆算し、情報収集になるべく時間をかけず、最大の成果を上げるという視点。本書はそんな、コンサルタントとして、そして大学教授として活躍してきた著者の知的生産の技術を紹介する1冊だ。
ChatGPTをはじめとしたAIがここまで進化した現代、どう頑張っても情報収集力で人間がAIに勝つことはできない。だからこそ、情報を集めただけではたどり着くことができない、ユニークかつ鋭いアウトプット(アイデアや主張)を生み出すことが重要となる。
本書ではその方法として、「20の引き出し」「デジタルとアナログの使い分け」「脳にレ点を」といったユニークな手法を紹介。リサーチにも、企画立案にも、文章執筆にも、コミュニケーションにも役立つ手法を余すところなく解説する。
「常に仕事に追われている人」
「情報収集や整理にこれ以上時間をかけたくない人」
「人と違うユニークな視点で差別化を図りたい人」
そんな人にぜひ読んでもらいたい1冊。
感想・レビュー・書評
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少ない情報から多くの成果を出す、知的生産術が学べる。仕事する上で以下を意識していきたい。
・「ある目的を達成すること」(アウトプット)のために、「その目的を達成するための手段」(インプット)が必要となってくる。
・「仕事」と「作業」の区別をつける。
・常に自分の立ち位置と期待役割を意識する。チームの中で求められていることと、自分のできることを必死にすり合わせ、その上で個性を発揮して成果を出す。
・あらゆる議論は「トレードオフ」である。正しい答えなどない。それでも自分のスタンスを決める。
・どこで差別化を図るか。大事な事は自分はどこで食っていけるか(あるいは組織の中で差別化できる日)常に意識すること。その部分の腕を徐々に磨いて自分の強みを確立していく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
納得のいく内容が多く、読みやすい。アウトプットの大切さ、インプットとのバランス。
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アウトプット思考とはアウトプットを意識してインプットを行うこと。巷でよく聞く話なので、どうやってそれを実現するか知りたかった。しかしながら、そこについての言及はあまり見られなかったというのが所感。
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この本で共感できたこととしては、
「一次情報を大事にする」ということ。
現代では情報化が進み二次情報で溢れかえっている。そのためインプット偏重では他の人との差別化が出来ず、自分の価値を見出すことが困難になる。
あえて情報源をアナログにしたりなど、情報のエントロピーをマイナスにする意識が重要だと感じた。
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2023年現在の、内田和成さんの仕事術という感じの書籍。本質的な内容だけでなくTips的な内容もある。他の『○○思考』シリーズよりはライトでさらりと読めると思う。現代人はインプット過多、アウトプットを先にすべきというのはまったくそう思う。先に読んだ『だから僕は、ググらない』に共通する部分も多い。
(とはいえ自分の最近の耳読書習慣もインプット偏重だなあという自己矛盾。とりあえず頭の引き出しに放り込んでおくことにする) -
前半は情報の整理の仕方。
後半はそのための具体的な方法の提示。
前半は参考になるところもあるが、後半は人によると思う。
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アウトプットのためにどう情報を仕入れ、解釈して差別化したアウトプットに繋げるか、が解説されている。大変読みやすいが、その分内容が浅く、それで?と思ってしまう。
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感想
逆算する。何を作りたいかを考えて情報を取り入れる。取り入れる量でAIに勝つなんて不可能。ではどうするか。アウトプットの質で勝つしかない。 -
中身薄いし、古い。