不協和音 2 炎の刑事vs.氷の検事 (PHP文芸文庫)

著者 :
  • PHP研究所
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569900209

作品紹介・あらすじ

刑事の兄と検事の弟、反目しあう二人が、互いの信念をかけて事件解決に挑む。ドラマ化で話題の連作ミステリー、待望の第二弾!

感想・レビュー・書評

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  • 大門剛明『不協和音 2 炎の刑事vs.氷の検事』PHP文芸文庫。

    シリーズ第2弾。文庫書き下ろし。第1弾は非常に面白かったが、第2弾はどうだろうか。

    第1弾の出来が良すぎたのか、イマイチだった。別な人生を歩み、刑事と検事になった兄弟の不協和音。幼児虐待事件、婦女暴行事件、父親による実の子供の殺害事件……

    本体価格720円
    ★★★

  • ドラマを観て続きが気になり2巻を読む。
    キャラクターが既に頭に入っていたせいもあり、
    すごく読みやすかった。
    それぞれの事件の犯人は簡単に判明するものの、
    なぜ事件が起きたのか?という部分は
    毎回ひねりが効いていておもしろかった。
    2巻でもまだ気になる謎は解けず、
    次回発売の3巻までお預け。

  • 『不協和音』シリーズ、第二弾。4編の連作物。

    違法捜査をしたと弾糾されたまま亡くなった父。そして、幼い頃、別れ別れになった兄弟。

    兄は父を信じ刑事となり、弟は父を憎み検事となる。性格も真逆で、常に反発し合うものの、どこかお互いを憎めない兄弟。

    今回、4つの事件は、表面上は単純で解決は容易いと思われたものの、本当の真実は...

    特に、『第二章 同意なし』は、証拠となる音声データもあり、容疑者や犯罪行為は明確で、この事実がどうひっくり返るのか不明でしたが、そう来たか...!

    まるでオセロのように、今まで黒と思っていたコマが白になると、盤上の構図がガラッと変わる。その展開に驚きました。

    父親の冤罪事件の解明もまだ残っており、是非、第三弾を。

  • シリーズ第二弾。
    前作を読んでから時間があきましたが書店でたまたま目があって2&3と購入してきました。

    正反対の刑事と検事、兄弟でもある二人が事件を追う連作短編ですが、シリーズの根っこにある刑事だった父親が絡む三十一年前の冤罪事件の真相も同時に追っているので少しづつもう一つの物語りが進んでいる長編でもあるシリーズ。

    二人の掛け合いが日を重ねるごとに心地よい感じになって、反目し合っていてもお互い信頼してるのがわかる。各々の事件のスピード感もちょうどよくてサクサク読めるからあっという間の楽しい時間でした!

    元々ドラマをみて原作を読んだ流れなので中村倫也さんと田中圭さんで脳内再生されました。

  • 『不協和音』シリーズ第2弾。
    短編ということもあり、サクサク読み進められた。

    父の事件の真相にもだんだん近づいてきている。
    続編に期待。

  • これもドラマ化されるかな?
    サクッと読めて、でも続きが気になる。手っ取り早くミステリーを楽しめる本。

  • シリーズ第2弾。4話短編。相変わらずのツンデレな兄弟愛。お父さんの事件がまだ解決しなかったので次もあるのね。

  • そうか、これから真相追究が始まるんだ…

  • まだ続くのか!
    早く続きが読みたい

  • 前作に続き、読みやすくてどの事件も実際に起こりそうなものでもあり切ない気持ちになった。
    父親の件は少し進展はあったものの、まだ引っ張られてるので次作が楽しみです。

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著者プロフィール

1974年三重県生まれ。龍谷大学文学部卒。『雪冤』で第29回横溝正史ミステリ大賞、及びテレビ東京賞をW受賞。ほかの著作に、『罪火』『確信犯』『共同正犯』『獄の棘』など。

「2023年 『正義の天秤 毒樹の果実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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