- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569902548
作品紹介・あらすじ
事件にかかわる鳩、禅寺で暮らす犬、長屋の主のような猫……江戸っ子と動物たちの可愛らしくも切ない関係を描いた傑作アンソロジー。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
別冊歴史読本1991年8月特別増刊号宮部みゆき:迷い鳩、文蔵 2016年9,10月号田牧大和:色男,来たる、書き下ろし小松エメル:犬に仏、櫻部由美子:カチカチ山、小説BOC創刊号(2016年春号)西條奈加:紅蓮白鳳、の鳩、猫、犬、狸、兎が登場する5つの短編アンソロジーを2022年11月PHP文芸文庫から刊行。シリーズ12作目。霊験お初の世界の最初を語る宮部さんの話が楽しかった。他の方々のお話はいずれも掴みどころの難しいもので、あまり楽しめませんでした。
-
鳩、猫、犬、狸、兎が登場の短編集。鳩と猫は再読
江戸の話に猫はよく登場。もっと犬にも活躍して欲しいと思っているのだけれど、今回の役柄は「犬に仏性はあるのか」の答えを導く役。長屋の大将サバの役は次郎には無理?それなら「猫に仏性はあるのか」も無理?
テーマがテーマ。次郎と諒斎の会話は犬と子供のやり取りとは思えないもの。でも2人の結びつきは普通に犬と子供のそれ。ぬくもります -
動物の活躍する時代ものアンソロジー。
宮部さんの面白さは言うまでもない。
すっかり忘れてるけど、これ、シリーズ1作目だよね。続きも読み返したくなっている。
小松エメルさんの書き下ろしも嬉しい。シリーズの続きも早めに読めると嬉しい。
西條奈加さんの雨月物語の新解釈版も面白かった。
遊戯と秋成の様子がユーモラスだし、雨月の正体も気になる。雨月物語を知っていると想像がつくのだろうか。
まずは、シリーズの続きを読む。 -
迷い鳩:宮部みゆき/色男、来たる:田牧大和/
犬に仏:小松エメル/カチカチ山:櫻部由美子/
紅蓮白峯:西條奈加
物語に動物が絡むと読みやすくなることもあり、その逆もある。上手く使えているだろうか -
5人の作家さんの時代小説短編集。
新しい出会いがあり、とても楽しめた。
「困った時の短編集」とは、まさにこの1冊の事。 -
読みたいと思う新しい発見はなかった。
-
妖なのか亡者なのか?不思議がいっぱい。