きみなんかだいきらいさ

著者 : ジャニス・メイ・ユードリー 小玉知子

• 冨山房 (1975年5月24日発売)

作品紹介・あらすじ

いつも仲良しの友だちと今日は大げんか。もう口なんかきいてやるもんか、と思ったけれど、やっぱり気になって仕方がない。劇的な構成で子どもの心理を的確に描いています。ロングセラーです。

感想・レビュー・書評

[でつさんの感想 · 2023年11月19日]

こどもあるあるが、モーリスセンダックさんの絵で楽しめる♪

[ha-@trdさんの感想 · 2012年3月19日]

とっても仲良しの二人。でも、今日は大、大、大嫌いなのです。
見開きの、端と端で背をむけた二人。
肩をいからせ、口をとがらせ、体全体で怒っています。
二人の間の空白が、心の距離を感じさせます。
友達との時間が,心の全てを占める子供達にとっては、大事件です！
手のひらサイズの小さな絵本に、男の子の「けんかと仲直り」をモーリス・センダックが、シンプルな絵で描いています。けんかの理由は、きっと子供なりにあるのでしょう。でも、仲直りのきっかけは実にあっさりしています。「ねえ」、「なあに？」振り向いたらもう仲直り。大人には、とても真似出来ませんね。絵を見ながら、自分だけの「けんかと仲直り」のお話が出来る絵本です。
対象年齢４～５歳　

[えいじさんの感想 · 2021年10月28日]

ケンカしてもケンカしても　だいきらいさと何度も言っても　なかがいいんだね

[takasebashicafeさんの感想 · 2011年11月29日]

シンプルなセンダックの絵が素敵な、ちいさな真四角の絵本。
「ジェームスなんてだいきらいさ」と、何度も何度も、自分に言い聞かせるように言うジョンがとてもいじらしくてかわいいです。でも最後には、あっさりと仲直り。子どもって、こういう感じだよなぁと、うらやましくなります。
子どもがお友達とけんかをしたときに、こっそり読んであげられるといいな。

[premier-jourさんの感想 · 2011年9月6日]

こども同士のけんかのいいところ。

怒った気持ちは抑えられない。
「絶対に言ってやるんだ！」
そう強気で出かけてゆくけど、
「もう友達じゃない」
言って去るとき、心に生まれる「何か」を
そのままにはしておけない･･･

しておかないのが、いいところ。

[tomomokoさんの感想 · 2010年9月7日]

センダックが気に入った為、図書館で検索して借りた本
お友達との関係を描いた本なので、自分自身と重ねる部分があったよう
「くれよんをいっぽんもかしてくれないし」の部分で頷いていたり、
最後に仲直りをする場面ではいつもニコニコしながら聞いている、恐るべき絵本
返却後、今でも「ねぇジェームス　なんだい　ローラースケートやらない…」の仲直り部分を、独り言のように繰り返している
いい加減かって手元に置いておかなければ…

[いしいけさんの感想 · 2023年11月28日]

3歳息子がハマった。
絵本のページを自分でめくって読んだり、保育園に持って行って先生に見せたりした。
図書館の本と買った本の2冊が家にあった時は、好きなページを二つ横に並べて観ていた。
朝パンを食べていた時に「『はたももってあるく」の旗みたいだね」とちぎった食パンをもって嬉しそうにしていた。


「かいじゅうたちのいるところ」で馴染みのモーリス・センダックさんの描く表情に引き込まれる。何度も繰り返し読みたい。

息子にも、ジェームズとジョンのように喧嘩してもすぐに仲直りできるお友達ができたらいいなぁ。

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年6月9日]

「いつも仲良しの友だちと今日は大げんか。もう口なんかきいてやるもんか、と思ったけれど、やっぱり気になって仕方がない。劇的な構成で子どもの心理を的確に描いています。ロングセラー。」

もう嫌いだ絶交だぁぁ！となりつつふとしたキッカケでまたケロっと仲直りする。子ども。そして男子。
楽しいんだもんね、もうなんかケンカしてる時間もったいない、遊びたい、好きだもん。だからきっとケロっと仲直りできるんだろうなぁ、大人よりもずっと素直に。

[千葉経済大学総合図書館さんの感想 · 2023年4月4日]

登録番号：0142043、請求記号：E/き

[tanukichirouさんの感想 · 2023年2月18日]

センダックは大好き。なかなおりのきっかけが自然すぎるかな。