アガサ・クリスティーの食卓

著者 :
  • ハースト婦人画報社
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本棚登録 : 53
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784573210462

作品紹介・あらすじ

ミステリーには隠し味があった…?アガサ・クリスティーが49作品に描いた気になる料理。レシピを知れば、謎解きはもっとおもしろい。ミステリーの一場面をとおして綴るイギリスの素敵。料理で楽しむミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • クリスティの中に出てくる食事、ぜひ実物を見てみたい、食べてみたいものだ、と読んでいて思う。読んでいては実においしそうなのだ。この婦人画報社の後、増補修正版が二見書房から出ているのでそちらも見てみたい。

    1998.8.10発行 1999.1.10第2刷 図書館

  • クリスティ作品に出てくる食や英国文化に関するエッセイ。
    こう…イギリス料理はまずいのが定説だけど、クリスティ作品を読んでいて想像の中では意外と美味しそうなんですよね(笑。
    実際、お菓子なんかは日本人の口に合う物も多いそうですし。
    中の写真はカラーだともっと良かったなぁ。
    雑誌連載だったそうなので、掲載時はカラーだったのかしらん。

  • ハーブ研究家の北野佐久子さんが、クリスティに作品中に見られる英国ならではの暮らし、食べ物、習慣などをピックアップし、自らの英国体験を交えて描いた本。クリスティの魅力的なミステリに登場する英国の文化や暮らしを掘り下げて見ることができて、作品の味わいをさらに深く楽しむことができる。そうそう、そんな記述があったっけ、と思い出しながら作品を振り返るのも楽しい。食べ物に関してはレシピがあるとなお嬉しいなぁ。半分くらいはご自分の体験・思い出話になってしまっていて主観的だか、こうした視点で1冊の本を書けることは素晴らしい。

  • アガサ・クリスティーの小説に出てくる食べ物のレシピやヨーロッパの文化を、小説と一緒に紹介している本です。カラーでないのが残念です。推理小説としてだけではない、一味違ったアガサ・クリスティーの読み方が出来ます。ミニ参考書、辞典と言った感じでしょうか。雑誌「ヴァンテーヌ」に連載されていました。

  • ミステリ界の神様・女王、アガサ・クリスティーの作品を、イギリスの食文化の面から見た面白い本。<br>作品の紹介と抜粋文、そして2ページの文章で綴られるイギリスの食べ物のおいしそうなこと…</br><br>ジンジャーブレッドからクリスマス・プディングまで。やさしい文章が雰囲気を引き立てます。</br><br>クリスティー作品を知る手掛かりにもなりますが、トリックのヒントが書かれていることもあるので注意。</br><br>個人的には、ベージュとモスグリーンを組み合わせた装丁が素敵だと思いまする。</br>

  • イギリスの食生活(特にお菓子)が取り上げられていて興味深い。イギリスの食事がまずいというのはうそじゃないの?!

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著者プロフィール

北野佐久子(きたの・さくこ)
東京都出身。立教大学英米文学科卒。
在学中から児童文学とハーブに関心を持ち、日本人初の英国ハーブソサエティーの会員となり、研究のため渡英。
結婚後は、4年間をウィンブルドンで過ごす。児童文学、ハーブ、お菓子などを中心にイギリス文化を紹介している。
英国ハーブソサエティー終身会員、ビアトリクス・ポター・ソサエティー会員。
主な著書に『イギリスのお菓子とごちそう アガサクリスティーの食卓』(二見書房)、『物語のティータイム お菓子と暮らしとイギリス児童文学』(岩波書店)、
『ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅』(大修館書店)、『ハーブ祝祭暦』(教文館)、『イギリスのお菓子 楽しいティータイムめぐり』
『美しいイギリスの田舎 を歩く!』(ともに集英社be文庫)、編書に『基本 ハーブの事典』(東京堂出版)など。

「2019年 『イギリスのお菓子と暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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