餓狼伝 the Bound Volume3 新装 (FUTABA NOVELS)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (608ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575007572

感想・レビュー・書評

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  •  UFC時代が到来し、丹波文七が大いに迷い、作者も迷っていることに正面から向き合っていてとても面白い。UFCの初回のホイスの構えや動きが記憶にあり、そういう感じなのかなと想像をめぐらして読むのだが、見てない人にはイメージしづらいのではないだろうか。あまりに面白くて600ページもあるのに3日で読んだ。

     葵一家がブラジリアンの出汁になってしまってかわいそうだった。無傷の丹波と姫川の試合が見たかった。松尾象山とガルシーアのお父さんの試合の描写が流されてしまった。後に詳細に語られるのだろうか。

     この小説の面白く恐ろしいところは、MMAの先にある素手に殺し合いを想定しているところだ。

     空手家で総合に最も適応したのはリョート・マチダだと思う。

  • 3冊合本。まとめて読むのが正解かも。悩みが渦巻く沈鬱なイメージ。豪放磊落な象山のみに惹かれる。バーリ・トゥードへ執拗に言及。当時は画期的な格闘情報だったんだろうな。最期までページをめくりたくなるけれど、なかなか話は進まない。カタルシスが欲しくなる、格闘小説。

  • 3巻目、600ページ。

    さすがに疲れてきた。
    20年のときをかけて書き続けてきたものを、十日あまりでw

    さすがに同じような文章が多くなってきたか。まあそれでも、短い文章でリズミカルに読ます。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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