- Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575233759
感想・レビュー・書評
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著者の処女作。短編集。
ブックカバーの印象の通り、青春の青臭さと物悲しさと、少しの毒と。
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粗削りだけど、わからないのもあるけど、新鮮だ
1999年ということは、三女生誕年だな。読書どころではなかった頃だなぁ。
作品はかんたんでわかりやすいのもあれば、わかりにくいのもある。少々理屈っぽいというか、無駄に長い感じがするのは気のせいかな? -
瑠璃
この本はこの作品のためにある -
伊坂幸太郎のエッセイ集『3652』。
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101250294
収録された書評の中で紹介された小説を、折を見て読んでいます。
この作品も、その中の一冊。
5つの短編が、納められています。
冒頭の『眠りの海』は、海に身を投げた主人公が、彼を助けた少年と語り合うシーンから、始まります。
少年と話をすることで、自らの過去を振り返る、主人公。
語らい合ううちに、過去に起こった出来事の、別の側面が見えてきて・・・という展開。
この短編が小説推理新人賞を受賞したということで、推理小説というカテゴリーに分類されているようです。
しかしこの短編集を通じて書かれていることは、「人のおもい、というものがいかに、他人に影響を与えるか」ということなのだろうなと、受け取りました。
どの作品も、人間の感情のどこかに折り込まれている、もやもやした部分を、提示しているように感じました。
この短編集が、デビュー作のようですね。
この後に発表された作品も、探して読んでみたいと思います。
『白昼堂々』結城昌治
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/404126703X
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デビュー短編集
彼の住む場所
が秀逸 -
(収録作品)彼の棲む場所/瑠璃/蝉の証/祈灯/眠りの海(小説推理新人賞(1994/16回))
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【推薦文】
「このミステリーがすごい!2000年版」のベスト10に選ばれた短編集である。五つの切ない小説で構成され、何れも哀しい気持ちで満ちている。どうしようもない悲しみを感じながらも、一生懸命生きていかなきゃと思えるようになった。
(推薦者:知能システム科学専攻 M2)
【配架場所】
すずかけ台: 3F-一般図書 913.6/H -
サラッと読めました