猫鳴り

  • 双葉社
3.44
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本棚登録 : 330
感想 : 83
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575235890

感想・レビュー・書評

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  • 第一章と第二章は読み進めていくことに少し恐怖を感じてしまった、躊躇い、どうか私の想像通りに行かないで、と。
    第三章はまたがらっと変わって感動的。
    私は第二章が好きでした。

  • ホラーと思い込んでいたら、生と死と猫の話だった。文章がいい意味で生々しくて、気づけば登場人物の気持ちに引きずり込まれる没入感がある。
    黒崎緑の「未熟の獣」の小さい子どもはビスケットをミルクで浸した匂いがするの言い回しが言い得て妙だったが、今回のペンギンの雛に例えたくだり。えもいわれぬ憎々しさ、腹立たしさはいつかどこかで感じた感情で沸々といてくるこの思い、揺り動かす綴り方に感嘆。

    タイトル、猫鳴りも素敵な言葉。

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  • ほっこり話かと思ったら違った。

  • 猫にまつわる人生

  • 奇妙なホラーサスペンスかと思って手にしたら、見事に泣かされました。猫を通して、生を見つめるお話し。死の匂いが濃いけれど、マイナス寄りにも思えるけれど、読後はそんなに悪くなかったです。

  • 内容紹介

    宿した命を喪った夫婦。思春期の闇にとらわれた少年。愛猫の最期を見守る老人。それぞれのままならぬ人生の途に「奇跡」は訪れた。濃密な文体で、人間の心の襞に分け入ってゆく傑作長編。一匹の猫の存在が物語を貫く。


    平成29年12月19日~21日

  • 読了日2010/06
    去年、天国に行った実家のみーを思い出した。
    本の「モン」の性格がみーにそっくり☆
    内容は、三部に分かれていて、「モン」がそれぞれ3人の人間の心の闇を優しく包み込むような物語。
    やっぱり、猫っていいなぁ。。。

  • 先に読んだ「彼女がその名を知らない鳥たち」とはまた違った趣の作品。

    3部に分かれたお話はかすかにつながってはいるけれど、
    期待していたようなリンクはせず、
    ただただ哀しい最期だった。

    猫を飼ったことがある人なら知っているであろう
    様々な仕草や行動に
    微笑ましく感じながらも
    なぜか切なくなる。
    それはこの先に訪れるであろう結末に気づいているから。

    動物と暮らしている人なら
    ちょっと読むのが辛く感じるかもしれない。

  • 悪くないけどおもしろくもない

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著者プロフィール

沼田 まほかる(ぬまた まほかる)
1948年、大阪府生まれの小説家。女性。奈良県在住。読んだあとイヤな後味を残すミステリーの名手として、「イヤミスの女王」という称号で語られることもある。
寺の生まれで、大阪文学学校昼間部に学ぶ。結婚して主婦になり、母方祖父の跡継ぎを頼まれ夫がまず住職となるが、離婚を経て自身が僧侶になる。50代で初めて長編を書き、『九月が永遠に続けば』で第5回ホラーサスペンス大賞を受賞、56歳でデビュー。
2012年『ユリゴコロ』で第14回大藪春彦賞を受賞し、2012年本屋大賞にノミネート(6位)。それを機に書店での仕掛け販売を通じて文庫の既刊が売れ出し知名度を上げた。
代表作『ユリゴコロ』は2017年9月23日に吉高由里子主演で映画化。同年10月、『彼女がその名を知らない鳥たち』も蒼井優・阿部サダヲ主演で映画化された。他の代表作に、『九月が永遠に続けば』、『猫鳴り』、『アミダサマ』。

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