先生と僕

著者 : 坂木司

• 双葉社 (2007年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[M.Kenさんの感想 · 2014年1月3日]

クールで頭がよくて、ちょっと毒舌な中学生と人情派で正直者の大学生のコンビがナイス

[nori0714さんの感想 · 2013年12月23日]

いいですね~。ミステリーは好きだけど私もそんなに読んでないな~と教えてもらった気にもなりました。笑
そして、最後のオチ？「まるっきりアニメの名探偵コナンとかとおんなじ。僕的にはもうちょっとオリジナリティのあるセリフを言ってほしかったな~」には笑えました。

隼人君の顔を見てみたくなりました笑

[shadiさんの感想 · 2013年10月21日]

大学生になった、少し怖がりやの双葉は、友人に、半ば強引に、ミステリー研究会に入れられる。ちょうど同じころ、ある中学生と出会い、彼の家庭教師を引き受けるのだが…。二人は、身の回りで起こる、ちょっとした事件を、解決していく。
短編集。ミステリーとしては、軽い方かな？でも、あいかわらず、坂木司の、描くキャラは、面白い(笑)どこにでもあるような、そして、見逃されがちな事件。少しでも、正義感の強い人が、増えてほしいと思う。しかし、個人的には、こんな中学生、いたら関わりたくない(笑)

[ゆうなぎさんの感想 · 2013年9月27日]

坂木司の小説は、日常を切り取った軽いミステリーだから読みやすい。話もやさしくて、とっつきやすい。

マセガキの小学生、隼人とビビりの大学生、二葉の日常ミステリー。普通は大学生のほうが先生だけれど、この本ではさかさま。
大学で推理研究室に入った二葉なのだが、殺人がおこるような「怖い」ミステリーが苦手なためミステリー好きな隼人の生徒になるという設定。

設定は嫌いじゃないが、隼人の頭のよさとか二葉のビビり具合とかちょっと入り込めないところがあった。表面的な設定すぎる気がするのが残念。
謎ときは軽くて誰も傷つかなくてほっとする。
本当にうまいなぁと思う。
最後の方に先生と生徒が逆転するかな、といった雰囲気があったが、はっきり逆転して終われば読後感も変わった気がする。

[konohaさんの感想 · 2013年9月21日]

坂木司さんの小説はほんとさらさら読める。良くも悪くも、だけど(笑)
あまり小学生のキャラが好きになれなくて、イマイチはまれなかった。

本の中で本が紹介されててすごく嬉しかった。
けど後でメモろうと思って忘れて図書館に返してしまった。

[のこさんの感想 · 2013年9月13日]

日常ミステリーといえば私の中で最近のものだと思っていたのですが、結構いろんな方が描かれているのだと知りました。
某所で「本が登場してくるお話」ということで紹介された本なのですが、本は登場人物を絡めるアイテムとして登場。それよりも、中学生の隼人クンの二面性はすごくリアルだなぁと思ってしまいました。今時の子ってこんなんだよなぁ(笑)。いや、私が子どもの頃もこういう考えはあったけれど♪
あまりの隼人のふてぶてしさと主人公のかわいらしさで、これはシリーズだったら読んでみたいです。なんといってもこの二人の関係は萌えました。

[yuru1165さんの感想 · 2013年6月29日]

冊数を稼ぎたいときは
読みやすさ重視で本を選ぶ

というわけで坂木司
さすがの読みやすさ
マンガ的キャラクターで本が苦手な人でも
楽に活字をおえる（はず）

内容はフツー
ひきこもり探偵シリーズのほうがおもしろいかなー
星は圧倒的読みやすさに感謝！の３つ

[かずはさんの感想 · 2013年5月3日]

私たちの身の回り、身近なところにある犯罪にひっそりと焦点をあてて描かれる連作短編集。この作家さんの書く文章はいつでも優しくて、読むと癒される。

[ユエさんの感想 · 2013年5月3日]

恐がりで推理小説なんて恐ろしくて読めない！と思っていたのに友人の誘いを断りきれず推理小説研究会のサークルに入ることになってしまった大学生・伊藤双葉。どうしようかと悩んでいた時に、公園で出会った少年に不思議な提案をされ・・・。

少年の方が先生なんですね(笑)ちなみに推理小説の先生です。恐がりで推理小説なんて読めないっていう伊藤くんのために、ミステリー大好き！な少年・隼人くんが先生になって色々とミステリーについて教えてくれる、みたいな。軽く読める日常ミステリーですね。伊藤くんの瞬間記憶術みたいな能力もすごいですが、中学生なのに何あの子！？みたいな隼人くんもすごいです(笑)彼はどんな大人になるんだｗｗ

さくっと読めて全然怖くないし、ほんと伊藤くんみたいに恐がりな人でも気軽に読める本だと思いました。続きも読みたい。若干少女マンガのような展開だな、と思わなくもない(笑)

[Ellie さんの感想 · 2013年4月27日]

男の子がかわいい。
『ものすごくうるさくて…』の男の子が好きな方は気にいると思う。

著者プロフィール

一九六九年、東京都生まれ。二〇〇二年『青空の卵』で〈覆面作家〉としてデビュー。一三年『和菓子のアン』で第二回静岡書店大賞・映像化したい文庫部門大賞を受賞。主な著書に『ワーキング・ホリデー』『ホテルジューシー』『大きな音が聞こえるか』『肉小説集』『鶏小説集』『女子的生活』など。

「2022年 『おいしい旅 初めて編』 で使われていた紹介文から引用しています。」