- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575236408
作品紹介・あらすじ
5つの殺人事件。果たして刑事は真実を見たのか?果たして女は幸せだったのか?今、注目を浴びる著者の連作警察小説。
感想・レビュー・書評
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なるほどー
うん誉田哲也さん
まだまだ掘り甲斐がある人だ
やっぱり好きな作家さん
文章の感じとか
実はグロいのあんまり好きじゃないんだけど誉田哲也さんの文章だと何故か許せるんだよね
不思議
そしてとても不思議な感覚の残る物語でした
いわゆるサスペンスってやつね
またもっと誉田哲也さん読み返したいなとも思ってるんだけど
手を広げすぎて追いつかないよ…
ブクログのせいや…(思わぬとばっちり)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3.4
うーん、あまり好きじゃない感じでした。
時代もあちこちいって、登場人物は多いわけではないんだけど、何故か頭に入らず、集中して読むところまで入り込めませんでした。
誉田さんをだいぶ読んできましたが、らしさが少なかった気がします。
ちょっと作風が違う感じがしました。
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後になる程じんわりとくる作品。誉田氏のイメージではなかったが、読んで損はなかった。
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短編集と思いきや、2章目の終わりに章どうしのつながりに気づく。
『ヒトリシズカ』ってタイトルには色んな意味が含まれているんだと思った。詳細書いちゃうとネタバレになるので、ふせときますが。誉田哲也作品って、たまにエグい描写あるけど、読者を夢中にさせるストーリー構成作るのが上手いよね。 -
誉田哲也は、まだあまり短篇小説を書いていない。『シンメトリー』という短篇小説集は、女刑事・姫川玲子をヒロインとした連作短篇小説集だし、本書もまた静香という謎めいた少女をヒロインとした連作短篇小説集であり、さらに全短篇を読み終えたところですべてが繋がり、全体が長篇小説のような起承転結を持っているという点をみれば、厳密な意味での短篇小説ではなく、少し途中まで解体してしまった長篇小説、という風に見える。
悪女、という概念は、従来のハードボイルド小説によく出てくる「宿命の女」(ファム・ファタール)のイメージが強いが、最近現代日本小説においては、そのイメージはひたすら変容を遂げているように見える。
最近ことに悪女小説の分野を切り拓き続けている桐野夏生で言えば『アイム ソーリー ママ』などは、連作短篇集の形をとった、女性版連続殺人者(シリアル・キラー)の恐ろしいお話だ。
トマス・ハリス著『羊たちの沈黙』に代表されるように、FBIによるプロファイルングという新たな心理学的捜査方法が小説の世界でも盛んになった頃、プロファイラーたちの書いた本によれば、気質的連続殺人者は男性にしか存在しない、という統計があったと思う。
それをぶち壊したのがミネット・ウォルターズ『女彫刻家』だったが、この作家は現実主義者というよりはストーリーテラーなのでいいのかな、とこちらは捉えていた。
しかし桐野夏生の『OUT』あたりから、情動的殺人という女性的なモチーフから離れ、女性たちは、より異なる理由のために殺人や暴力に走るようになったと思う。少なくとも日本ミステリーの世界では。それを裏づけるかのように、世の中のニュースにも、金や愛憎のもつれではなく、純粋にエゴのために冷血に他者を殺すという女性殺人者たちの姿が垣間見られるようになった気がする。
そうした乾いた世界観のなかで、作家たちが何を描くかというあたりには注目すべきであると思うのだが、本書では、あくまでクールで冷血で残虐な女性の影を追いかけてゆき、その果てに、一人の女の真実、というようなものに辿り着くことになる。
読者は、複雑な心境に捉えられページを閉じることになる。
桐野夏生のような女性作家は、乾いた、冷血の極限、あるいは怪物性までをも秘めた徹底的な悪女小説を描くことができる。しかし、誉田哲也のような、女性にある強さ、理想、タフを見てしまう男性作家は、どうしても悪女小説のなかに、母・姉といった甘さを掘り出してしまうのかもしれない。 -
読んだ。
これ個人に好き。
伊東さんが特に、人間味あってよかった。…立場は辛いけど。 -
次も誉田さん。やっぱり誉田さんのこの手のお話好きだー!続きが気になって、さくさく読んだ。必ず出てくるシズカってなんなの…って思いながら。シズカは何なんだろうね。どうしてそうなっちゃったんだろう。何がそうさせたんだろう。そのあたりは何か、すっきりしないけどもうご想像にお任せをって感じなのかな。最後にシズカに救いがあって良かったと思う。うん、だから誉田さんのお話って好き。こういうダークな感じ、好き。
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WOWOWドラマで見る。秀逸。
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登場人物の名前と時系列がわからず混乱したので、図解を書いて整理したくなった。
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Σ(´●´∧`。●)