喪国 (R/EVOLUTION 10th Mission)

著者 :
  • 双葉社
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575237887

感想・レビュー・書評

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  • 「革命を起こさないかこの国に」
    国とは?国籍とは?祖国とは?日本で繰り広げられる「多国籍」との領地争い。
    「大切にしないなら、僕達がもらっちゃおうよ」

    福岡女子短期大学:サトウ

  • 何故に亮二がそんなにモテるのか? 男にも女にも。 なぞだが、村上×樹の小説と違って、そこはどうでもよい。
    結局、革命は起きてないのかな。日本はいつまでも単一民族国家ではいられないけれど、それにそんなにこだわっている人がいるのかなぁ?とか思ったり。

    硬派な国際小説だと思って読み進めていたが、なんか違った。明奈ちゃんのエピソードとか好きだけどね。 願望かなぁ、あはは。

  • 読み終わるのがもったいなく、でもどこに着地するのか気にもなり、結果ページをめくる手が止まりませんでした。
    どこに行っても亮司がミューズでニヤニヤ。
    最後のサーシャのセリフはどう考えても亮司へのプロポーズですよねごちそうさま。
    末永く爆発してください!
    このシリーズからもスピンオフ出してほしいです!

  • 五條瑛は好きな作者ですが、この本は星二つが精一杯。
    初期は謎も多くてスケールの大きさを予感させたが、だんだん話がぼやけてきて、かえって小さい話を寄せ集めた印象だけが残る。決して小さい話じゃないのに。最後にまとめ切れなかった感じ。
    十年もかけて書かなくてよかったんじゃないかな。

  • ようやく完結〜!!
    こういう社会に生きる自信はありません。
    穏やかな暮らしをください。。。。。

  • いつの間にか亮司のベッドで寝られるようになったところあたりから薄々感じていたけれど、喪った国しか見ようとせず愛そうとしなかったサーシャが最後、戯言かもしれなくても「全部終わったら、そこに戻る」という言葉を使ったところで、この12年間亮司が自覚的に流れ流されその場に居続けた意味はあったのだ、たぶん。

    さて次はとうとう鉱物シリーズ再開でしょうか。楽しみすぎる!

  • 全10巻、『断鎖』から始まる『革命シリーズ』の最終巻。
    1年に1冊ほどのペースで発刊されたので約10年かかったという計算になると思う。図書館で借りて読み続けたことと、登場人物が多すぎることで幾人か「はて、誰だったっけ?」という人物が居る。最終巻に至っては、「ラストの子供の親って誰だっけ?」な体たらく。読み直そう。だが、全10巻って・・・(汗)

    このシリーズで最初に思うことは『亮司がモテモテ』ってことだ。男女比9:1でモテモテ。唯一もてた女性ってリャンだけなんじゃ・・・。そしてそのリャンは最終巻で有る意味幸せじゃなかったのかと。ハードボイルドにありがちな美女の結末。

    あとサーシャ。
    とんでもなく美形という設定の謎の男。想像力が臨界点を突破し、脳内想像図では顔にモザイクのかかる男(ワイセツ物か!)
    最終巻では結構登場し、結構喋ったので、謎は減った。
    お前はなぜ亮司に会うのにオレンジのバラの花を用意するのか! そこは謎(笑)

    革命シリーズは終わったけど、五條作品はこれからも追っかけ続ける所存であります。次は『塔の下』

  • 変革はぼーっと暮らしているひとにとってはある日突然訪れるんだろうな。

  • 終わってしまったなあというのが最初の感想。サーシャの第一巻で言った「革命」がこんな形とは。そして男女の恋愛は悲劇的な結末ばかりなのに男同士だけはみんな幸せそうに終わりやがった

  • 革命シリーズ最終刊。様々な形で己の生き様や人生に決着をつけ、各々の革命がついに一つのうねりとなっていく―のだが、いかんせん登場人物が多すぎて。えーとこの人誰だっけ…あぁあの巻で出てきたあの人か、と毎章確認しながら読んだ。このシリーズに関しては一気に読みたかった。緊張感を維持したままサーシャや亮司やすみれの世界を歩きたかった。これからこのシリーズを一気読みできる人がうらやましい。

    それにしても亮司がモテモテ。みんな亮司に夢中。

    この国が、この世界が、亮司たちが、進み行く道が光りあふれたものでありますように、と自分のためにも祈りたくなる。

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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