- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575240290
感想・レビュー・書評
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お久しぶりの近藤史恵さん
「スーツケースの半分は」がとても良かったので他の作品もと。
ビジネス書やミステリーで疲れたので
美味しい系で癒されようと積読してた1冊を手に♪
あれ、思ってた感じと違う。と帯を見てみると
日常のちょっと苦い事件を甘く優しく解決していく。
と書いてあるではないか( °_° )
スイーツで癒されるのかと思いきやちょい重ための内容。。
表紙はこんなにキラキラなのに!!
すごくスイーツについて語られるわけでもなく
密な人間関係が描かれる訳でもなく。
ジメッとしたトラブルを解決する、というかそれ解決になっとるん?とツッコミたくなる(笑)
この本は短編集なんですが、各章の題名が素敵です。
近藤史恵さんの本を読む時の楽しみは
題名からどんなストーリーかを想像することです♪
是非「スーツケースの半分は」読んで欲しい!!!
(え、違う本で締めくくってる)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
こういう本は大好きだし、ホッとする。
素敵なカフェ、異国情緒たっぷりのメニュー。
旅に出た気分になれますね。
ちょとした出来事を織り交ぜてなんだけど、
結構後半はピリピリした内容に・・・
そして最後の最後には、やっぱりそうだった??みたいな。 -
なんだかカフェの内装まで目に浮かぶようなかんじ。
仕事帰りにカフェ・ルーズに行ってゆっくりしたいな。 -
『フレーズ』
〇日常の話のような、そうでないような。事件が起きる場所が小さなカフェだったりするだけで、その内容はどちらかといえばよくないことばかり。
〇気持ち的にいまいちなのがなぜなのか考えてみると、登場人物に共感しないからだとわかった。話のキーパーソンであるカフェのオーナー円は魅力的だが、主人公の瑛子はナレーターが役目でそれ以外何をするでもなし。他の人はやっかいな問題を持ち込んでくる、もしくは問題が発覚する人ばかり。問題解決しても気持ちよくならないし。
〇話に出てくる料理やデザートはいい感じ。決して具体的に想像できるわけではないが、食べてみたいと感じさせる。 -
37歳独身、普通のOLが近所に居心地のいいカフェを見つける、そのカフェの店主は元同僚だった。店主が作るカフェのメニューは日本では珍しい世界の料理やスイーツばかり、行かずしてまるで世界旅行をしているようだ。
聞いた事のないスイーツは美味しそうでネットで調べて食べたくなった。
そんな中、小さな事件が起こる。結婚、夫婦、パワハラ、家族、介護、どれも現代社会の問題だ。少し心がざわつく、胸が痛くなるお話もあるがサクサクと読める1冊だ。最後には「えっ!そうなの?」と驚かされた。
世界のスイーツを現代の悩める人に·····。
コージーミステリー with スイーツ。
✩✩✩ 3.0
「ときどき旅に出るカフェ」
Menu
第一話 苺のスープ ······························ 7
第二話 ロシア風チーズケーキ ·········· 37
第三話 月はどこに消えた? ················ 65
第四話 幾層にもなった心 ·················· 91
第五話 おがくずのスイーツ ·············· 117
第六話 鴛鴦茶のように ······················ 143
第七話 ホイップクリームの決意 ······ 173
第八話 食いしん坊のコーヒー ·········· 197
第九話 思い出のバクラヴァ ·············· 221
最終話 ··················································· 245 -
謎が明らかになるのがあっさりしていて少し物足りなさを感じる部分もあったが比較的、面白かった。カフェのコンセプトも良いと思った。