ムゲンのi(上)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 4214
感想 : 270
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575242089

作品紹介・あらすじ

展開も結末も予測不可能
文句なしのミステリー超大作!!

若き女医は不思議な出会いに導かれ、人智を超える事件に挑む。
眠りから醒めない四人の患者、猟奇的連続殺人、少年Xの正体――
すべては繋がり、世界は一変する。

眠りから醒めない謎の病気〈特発性嗜眠症候群〉通称イレスの患者を抱え、識名愛衣は戸惑っていた。霊能力者ユタである祖母から受け継いだ力を使って、魂の救済〈マブイグミ〉をするしか目醒めさせる方法はない。愛衣は患者の夢幻の世界に飛び込み、魂の分身〈うさぎ猫のククル〉と一緒にマブイグミに挑むことに――。

『崩れる脳を抱きしめて』『ひとつむぎの手』
2年連続本屋大賞ノミネートの著者最新作!

感想・レビュー・書評

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  • まさかの展開でとても驚いた。表現が美しい
    少しホラーみがあって怖かった

  • 伏線回収が多く、読んでいて楽しい。推理小説のような部分も多く、そのようなジャンルが好きな人にもおすすめ。

  • ファンタジー×ミステリ。世界観が良く、謎解き要素も良い具合に散りばめられている。患者を一人一人救っていく中で判明してゆく事実が、現実で起こっている連続殺人事件へと収束してゆくワクワク感が飽きさせない。この熱が冷めないうちに下巻へと進もうと思う。

  • 眠り続ける病気イリスを治すには、魂を強くする、マブイグミをする必要がある。
    主人公はユタの力を使って精神世界に入り込み、患者達が心を弱くした原因の事件を解決していく。
    個別に思われてたイリス患者に共通点があるらしいところまでが上巻。
    解決の手順は、簡素すぎてつまらないが、ファンタジーと思うと楽しめる。まだまだ謎がいっぱいで、下巻が気になる!

  • 下巻が楽しみだ。主人公の愛依は精神科医の医者、傷ついて永遠の眠りに付く患者に心の中に入り戦い、目覚めさせる展開が新鮮でその壁をどう破るか、読んでいてとても爽快で奥が深い。

  • 夢と現実をうまく合わせたお話し。夢幻の世界での描写に少し気恥ずかしくなってしまいますが、楽しく読んでいます。

  • 現実の世界と夢の中の世界が交差する物語。

    主人公の愛衣は、神経内科医。何らかのショックを受けて昏睡状態に陥った病気(イレス)の患者を担当しています。治療の為愛衣はユタ(沖縄の霊能力者)の力を使って患者の夢の中に入り込み、マブイ(魂)を取り戻すため奮闘します。相棒はククル。ククルは、人が必ず持っているもので、魂と共に成長する存在。愛衣のククルは、猫とうさぎが合体したような可愛い存在です。

    上巻は、4人の内2人の患者を愛衣がマブイを取り戻す事に成功し、目覚めさせます。ただ、謎があります。現実の世界の描写も違和感があり、おかしい。特別病室で治療を受けているイレス患者は誰なのか?他にもたくさん。下巻で明らかになると思うので、続けて読みたいと思います。

  • ファンタジーとミステリーが掛け合わさった作品の印象。
    ファンタジー感が強く世界観についていくのに少し戸惑ったが、結局は読みやすく読了。
    下巻が気になります!

  • 「夢幻の世界」の世界観が個人的にあまり合わず、マイナス評価にさせていただきましたが、ストーリー自体は面白く、続きが気になるものでした!

  • ククル、マブイ、マブイグミ

    思っていたよりファンタジー。
    でもすごく引き込まれるのがさすが、、。

    まだ上だけなので先が気になりすぎる!

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著者プロフィール

1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。

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