- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575242614
作品紹介・あらすじ
直原高校の図書室で働く詩織は将来を見据え、司書資格を取るための勉強をはじめた。だが、常連の生徒が家出したらしいと相談を受けたり、生徒同士がケンカを始めたりと慌ただしい。図書委員が文化祭でビブリオバトルをやろうと盛り上がる一方で、詩織自身の展望はなかなか開けずにいて――ハートフル・ブックストーリー第3弾!
感想・レビュー・書評
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図書室シリーズ第三弾。前作読んでから間が空いたので細かい設定は忘れてたけど、謎解きや成長物語に引き込まれていく。多少理想的・綺麗事過ぎな設定かもだけど面白く登場した本を開拓したくなる。
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『図書室の』シリーズ3冊目
今作では、新しい本の楽しみ方を知ることができたし、メディアリテラシーについて考えることができた
「ビブリオバトルって、すごい本好きの人たちがやるものなんだろうな、近寄りにくいな」と思っていたけれど、こんな風に高校の図書館でやってくれたら、参加しやすくて本を好きになれそうでいいなと思った
中学生とか、高校生とかにも読んでみて欲しい -
図書館のキリギリス、図書館のピーナッツ、図書館のパシラドールという三作目にあたります。本好きにしか刺さらない図書館ミステリー?です。ミステリーという程考えこませるところは有りませんが、僕は謎とかあまり好きでは無いので、司書成長物語として純粋に好きです。
司書資格のない状態で学校司書を務めている詩織の成長と、図書館、図書室がふんだんに出てくる、本萌えとしてはうれしい本なのです。
色々な実在の本も沢山出てくるし、登場人物たちも本に対して一家言あり、この空間に自分も居たいなあと切に思う次第です。
高校時代にこんな風に本に接する機会が有ったら楽しかったろうと思います。
やはりいいなあ司書の仕事って。ほんと憧れの職業です。 -
まだまだシリーズは続いていきそうですね!
その前に、『太宰』をちょっと読んでみようかな? -
前2作の記憶は朧気だがさほど問題なく読めた。
ビブリオバトルがメインで
出てくる本も読んだことがあるものも多く
読んだことない本にも興味が湧き
自分もバトルに参加してる気持ちになった。
[図書館·初読·6月16日読了] -
シリーズ第3弾。久々すぎてどんな内容か全く覚えていなかったが特に問題なし。今作では詩織が司書資格の取得に励む。出てくる本に興味がわく。
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ある意味、理想的な学校図書館のあり方だなぁ。
教科と教科をつなぐ図書館。
メディアリテラシーを楽しく勉強できる図書館。
生徒発信で企画が実行される図書館。
こんなに学校の中で存在感を発揮できている図書館、
なかなかない。これ、理想。 -
読み切った時の温かい気持ちが、すごく良かったです。詩織の資格取得に向けての頑張りは、本当に色んなことを考え、私も勉強になったなーと思いました。実習も学校図書館と公共図書館ではやり方が違うから、戸惑うのも分かる。本の修復のシーンも懐かしくて、やり方間違ってなかったんだなーと勝手に共感していました。
夏休みなってからも図書館の作業はあるし、大隈くんがまさかのプチ行方不明!?親子の絆をすごく感じました。あの父あってのこの子だと少し笑った部分もあります!(笑)
文化祭でのビブリオバトル!私も今その壁にぶち当たっているので、すごく参考になりました。ビブリオバトル自体がメジャーなのか分からないけど、本離れが激しいと言われてる現代で高校生主導で開催されたビブリオバトルはすごいなと感心しました。
図書館に置かれているノートから少し喧嘩が始まり、それがきっかけに新たなイベントが生まれて連係と協働が実践できてる光景の表現が私は、好きです!
校長先生との会話も大好きで、お気に入りのキャラクターです。 -
久々のシリーズ新作。面白かった。
司書資格取得のためにスクーリングを受ける詩織。
ここで出会ったノノちゃんが可愛くて魅力的。
もっと登場してほしかったな。
ビブリオバトル、高校生たちが立派で拍手拍手。
チャーシュー論争から始まったあの流れは一気に読み進んだ。
どの話もすごく面白かった。
メロスって、言われてみれば、とか。
シュリーマンとか。
豚肉の化学実験って!
シリーズが続けば、山村さんとの仲が進展したりもあるのかな。安永先生も活躍してくれそう。
続きがあることを楽しみにしよう。