本棚探偵の回想

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 111
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (454ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575297355

作品紹介・あらすじ

もう蒐めるだけでは物足りない。探偵小説トレカ、美脚アンソロジー、黒死館Tシャツ、作って、造って、創って、做る!本棚時代来る。

感想・レビュー・書評

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  • 細かいことは言わない。そのミステリ作家とのコネクションが死ぬほどうらやましい、、、

  • 「冒険」と「回想」セットで石巻のブックオフで買えるとは思いもよらず。

  • 古書集めが趣味の男のエッセイ。
    全くわからない。本を読みたい欲求は共通するのに古書を集めたいという欲求がわからない。ただこういう人たちがいるんだなと強い興味を覚えながら読み進めた。

    バトロワwww気持ちはすごくわかる。

  • 何を隠そう古本が好きである。独身時代は古本市にも活発に行き、活発に買い、活発に本棚に陳列しては悦に入っていたものである。そんなお金の使い方も不可能となった今、本棚探偵の活躍を読んで満足するしかない。著者は漫画家であるが、漫画のほうは良く知らない。私の中ではミステリ古本好きのエッセイストだ。本に対しての愛情が半端ではなく、とても共感できる。いつまでも続編を出し続けてもらいたい。

  • 7/18 読了。

  • 前作の「〜冒険」を以前に読んでたいへん面白かったので、手にとってみる。キクニさん、我々の世代ならヤンサンの「傷だらけの天使たち」を立ち読みしていたことがあるよね〜。知らないか。
    古書やミステリに関する、軽いエッセイ。
    ともあれ、彼がこんなにもミステリラブ、古本ラブとは知らずに読んだのが、前作。これが古い国内ミステリが好きな私にジャストミート。あまりに面白かったので、今回は三冊目(ちょっと順番入れ替わった)。いやー、文章、上手いと思いますよ。読者の気持ちを良くとらえているし。シリーズで疲れた時に、軽く読みたい作品。趣味が違う人にはオススメできませんが。

  • 書籍名   本棚探偵の回想
    著者名   喜国雅彦
    発行年月日 2004.10.05
    出版社   双葉社
    値段    2,940円

    感動度 ☆☆☆☆
    実用度 ☆☆☆
    娯楽度 ☆☆☆☆☆
    難易度 ☆☆

    感想
    2005.1.23読了。
    前作の本棚探偵の冒険は、私がネットで書評を書き始めた最初の作品である。今回の2冊目のタイトルが「本棚探偵の回想」。手にとってタイトルを見て、あっ、そうか、とタイトルの意味がわかった。

    今回の本も前作と同様に面白くて一気に読んでしまったが、正直なところ、「冒険」を読んだときほどの感慨がなかったように思う。
    「冒険」では持ちネタを披露すればよかったのだが、「回想」ではネタ作りから始めないといけない。このため、ネタの練り具合が十分でないのかもしれない。などと、喜国さんには大変失礼ではあるが、勝手に想像している。連載で発表するのではなく、もっとじっくりとネタを暖めて欲しい気もする。

    さて、次回の本のタイトルは「帰還」となるはずだが、これまでと同じペースで発売されるとなると、2007年7月発売ということになる。それまでに、私の書評も300本を超えておきたいと思う。なお、そのころの私の部屋は、古本でさらに身動きが取れなくなっているだろうと想像される。

  • 掲載誌がマイナーな為と、エッセイの性格上単行本化まで、非常に
    時間がかかり、出てることに気づくのに時間がかかりましたが、内
    容は、前巻に負けない面白さ。
    こちらも、文庫が出ているので、読みたいだけならそちらのほうが
    お得です。

  • 近くの本屋にて偶然発見して購入。
    喜国雅彦は小学館で四コマ漫画家として知られていますが、ワタシが持っている本は喜国初(という話だけど?)のストーリー漫画「月光の囁き」全6巻。(この月光の囁きは…個人的にかなりキタ内容でした…。バイブルかもしらん(笑))

    その次に手に入れたのが、この「回想」。
    …喜国のファンの方に怒られちゃうかな?(汗)と内心ドキドキしてますが、その辺はひらにお許し下さい。

    元々が絵描きの喜国氏が、大好きな探偵小説ものやその他書籍にまつわるエッセイをまとめたものがこの本。「回想」の前に「本棚探偵の冒険」が出版されていますが、現在在庫切れで手に入らず(残念だぁ〜)。

    で。先に簡単に「書籍にまつわるエッセイ」と言ってしまいましたが!
    読んでみるとめちゃくちゃ面白い。
    何回かの連載になることが多い企画ものも楽しいし(「探偵小説トレーティングカードを自分で作ろう!」とか「足フェチネタのアンソロジーを編んでみよう!」とか「ないなら自分で選んでみよう!20世紀探偵小説文庫全集」とか…(笑)。なんかバカバカしいのかもしれないけど、その試みがすごく楽しそう!…って思わない??(笑))、古本に賭ける情熱には、絶版本を求めてわざわざ東京まで行った過去を持つワタシにとっては、握りこぶしを作って頷いてしまうもので(笑)。喜国氏が大好きな探偵小説に対する蘊蓄も門外漢が聞いても楽しいものだし、時々登場する「本バカ」な人間に、「明日の我が身」を見て旋律したりもします(失笑)。
    本を読むのが大好き。本を集めるのが大好き。本屋(古本屋)にいるだけで心が癒される。
    そんな人間は楽しんで読めると思う。

    とりあえず、「本棚探偵の冒険」を探して絶対読みたい!!と思ったワタシでした。
    それと東京に行った時は池袋のジュンク堂にもいってみたいなぁと思ったりして(笑)。

    +++

    実は、「本棚探偵の冒険」はAmazonのマーケットプレイスに予約注文しちゃいました(笑)。
    誰か出してくれないかなぁ〜〜初版本じゃなくていいから〜〜(爆笑)

  • [北村薫さん関連の記事あり]
    「編まなきゃ死ねない」 北村薫さんが、喜国さんに「女の足」をテーマにしたアンソロジーについて相談され、「曽根崎心中」/「すみれ」(ゲーテ)/「あしのうら」(西条八十) を紹介。

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著者プロフィール

(漫画家、雑文家、装画家、プチ音楽家、本棚探偵)
1958年香川県出身。多摩美術大学卒業。
1981年に『ふぉーてぃん』で漫画家デビュー 。
代表作に『月光の囁き』、『日本一の男の魂』など。
さらに「本棚探偵」シリーズ、『東京マラソンを走りたい』、『シンヂ、僕はどこに行ったらええんや』などのエッセイも上梓。
1997年にみうらじゅん賞、2015年に『本棚探偵最後の挨拶』で第68回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞。

「2021年 『ラストシーンは崖のうえ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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