- Amazon.co.jp ・本 (129ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575454307
感想・レビュー・書評
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世界と日本のマネー・フットボールの実態。
日本のクラブは主に「お金の使い方がうまい」チームの話。結局クラブの”価値”と”存在意義”をどこに求めるかで、懸けるコストは変わってくるんだと実感。長崎の高木監督の「お金がないから運動量で勝負する」という開き直りもステキ。
そして第二特集の”サッカーの新常識”も秀逸。
「ハブ」の話と吉武監督のインタビューが興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・『FIFAルール導入から5年 Jリーグに移籍金ビジネスは根付いたか』(小沢一郎)
南米で行われてる権利の切り売りについての言及が面白かった。フォルランにも適用されてるのではとか。
・『アビスパ福岡 再建への道』(海江田哲朗)
1700万円もの特別支援商品での寄付をした「ふくや」や、新社長へのインタビューで改めて現状を把握。
・『お金がなくても愛される 松本山雅FC』(宇都宮徹壱)
山雅サポの一部からは評判があまりよくない加藤善之GMの表に出ない部分をあえてインタビューで引き出したところに宇都宮さんの愛を感じた。
・『チームの勝敗を左右するのは2割のハブ=司令塔』(浅川俊文)
「ネットワーク理論」をサッカーに応用して検証した論文を元に、現代サッカーを読み解こうとした試みが面白かった。
・『吉武博文 U-16日本代表監督 常識を覆すチームの作り方』(小澤一郎)
やはり吉武さんは独自の世界観を持っていてブレない。代表もいいけれど、クラブユースを10年単位で任せた方が面白いのかなとも感じた。
『外国でプレーする日本人選手に言葉はどこまで必要か』(カイ・サワベ)
ヨーロッパで活躍した日本人選手、その選手を見た監督、日本でプレーした日本人選手、日本で指揮を執った外国人監督、代理人など、日本人選手や外国籍選手を見てきた人物からの多角的なインタビューが面白かった。やはり言葉は大事。 -
しかしマインツやサウザンプトンはタイトルに手が届いていないという事実。とくにマインツは大体毎シーズン中位くらいでシーズンを終えていたはず。予算を考えれば悪くない成績かもしれないが、「強い」って言えるかどうかは大いに疑問。
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2014/3/12 Amazonより届く。
2017/3/12〜3/29
実に内容の濃い号であった。これまでの縮小傾向にあったJの経営戦略に一石を投じたセレッソの考え方には共感を覚える。ピリオダイゼーション、ハブ論、外国語習得の重要性など各記事も素晴らしかった。