僕たちの戦争 (双葉文庫 お 23-4)

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  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575510867

感想・レビュー・書評

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  • 荻原浩を知ったのはこの作品から。
    フリーターと特攻隊員がお互いタイムスリップして入れ替わる。お互いにトリップ先の時代に憤りを覚え、反発しているところが良い。特に特攻隊員の吾一くんが、平和な平成の日本に安易に流されないとこが良い。しかし独善的に自分たちの時代の価値観を押し付けすぎず、あくまで自分は違うというスタンスなとこが良い。
    健太の勇気を出すトリガーが好きな女の子なのめっちゃかっこいいわ…クライマックスの展開に感動。

  • どの時代の子も、今の時代に生まれていたらきっとみんな自由に好きなことをやりたがるだろう。
    逆に出来ない時代に生まれていたら自分はどんな人間だったのか。
    誰かの犠牲があって今があることを忘れてはいけないと思いました。
    今の平和な日本を作った先人の命に感謝。

  • 昭和19年の戦争真っ只中に現代のフリーターである健太はタイムスリップした。
    どうやら吾一という兵士と入れ替わったらしい。
    それぞれの時代に戸惑う二人。
    様々なことが頭を過る。
    二人は元に戻れるのか…終盤の展開には涙。

    2018.3.15

  • 荻原氏はこういう作品も描くのか、と荻原作品にハマっていた当時に思いました。
    これはいつか再読しよう。

  • 横山秀夫の(出口のない海)と同じく回天を題材にして、ストーリーを構築。面白い。

  •  一気に読んでしまった。また夜中になった。日曜日dというのにいかん。

  • 戦中、戦後。
    歴史的に見れば短い期間の間に生活や意識が変わったものです。
    あと、何十年かすると、今の生活や意識も変わっているのかなぁ。。

  • 2016.8.1(月)¥250(-2割引き)+税。
    2016.8.22(月)。

  • ラスト本当つらい・・・。どっちにしろ辛い・・・。

  • (2010より転載)
    数年前にドラマを見てから、いつか原作を読もうとずっと思っていたもの。
    ドラマも印象的だったけど、本も良かった。
    現代日本は、やはり異様なのかな、と思ってしまうところと、
    戦中日本は、やはり異状だったのかな、と思ってしまうところと、
    自分の中で比較できるのは、良い体験になります。
    2010.11.30~12.10読了

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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