- Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575514278
感想・レビュー・書評
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シリーズ2作目にして、ずっしりと重いテーマの話になりました。
こういう主人公が出てくるこの手のシリーズでは、こういう話は何れは出てくるのだと思いますが、それにしても、いきなり2作目でですか。
事件が解決しても、すっきりしないですね。なんか、何かにつけて、この後もこの話が影を落としそうな気がしますね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろかった。作家の力量に感心、感謝。
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田舎に住んでいる私が、たまたま滞在していた蒲田・大森でこの本を読むとは何という偶然。今回の相棒「和田さん」も、なかなかクセのある人物ではあるけど結構好きかも?相変わらずの潮崎さんもいいですね。この次も楽しみです。
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知らなかったけど、そういう状況に置かれてる人がいるんだとまずは勉強になった。
武本刑事の周りには、クセは強いけど、人としてスジの通った信頼できる人が集まっていて、読んでいて楽しめる。
第三弾、第四弾と続くことが、楽しみ。 -
大好きな二人(武本・潮崎)が登場する二作目。
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守るべきものとは何なのか。
正義とは何なのか。
それを貫く者は、決して情に流されてはならないこと、
貫いてまで傷つける者を、決して見捨ててはならないこと、
正義で片付けられぬ問題が、身近に当たり前のように息を潜めていることを再認識させられた。
善人になるのと、
偽善者に成り下がることの決定的な違いは、
人生を賭けてその善事ができるか、その覚悟が伴うか否かであることを思い知った。 -
前作を知らずに本作を読んだ。
大筋には影響ないけど、細かいトコロで、今の何?っていうのが結構あって、ちょっと混乱した。っていうかちょっとイライラした。
正義ってなんだろう?警察官ってなんだろう?っていうのが随所に出てきて、流されやすい自分が警官にならなくてよかった、と思った。 -
シリーズ第2作。
人身売買に不法滞在、それを取り巻く法律。どうにかしたいのにどうにもできないもどかしさ・やるせなさがたまらなく重かった。。小菅にも和田にも共感できる。
多くの人を助けるのに、罪になってしまう。逆に、明らかに多くの人を傷つけているのに、たいした罪に問えない。読みながら眉間のしわが取れなくなりそうになる。
潮崎の明るさと武本の一本気質に救われた。 -
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