贖罪 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 20318
感想 : 1406
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575515039

作品紹介・あらすじ

取り柄と言えるのはきれいな空気、夕方六時には「グリーンスリーブス」のメロディ。そんな穏やかな田舎町で起きた、惨たらしい美少女殺害事件。犯人と目される男の顔をどうしても思い出せない4人の少女たちに投げつけられた激情の言葉が、彼女たちの運命を大きく狂わせることになる──これで約束は、果たせたことになるのでしょうか?

ベストセラー『告白』の著者が、悲劇の連鎖の中で「罪」と「贖罪」の意味を問う、迫真の連作ミステリが双葉文庫で文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった。
    読みやすかった。
    群像劇好きなので、こういうオムニバス形式なの好き。

  • 事件が起きる前の出会いからその後まで1人1人にスポットをあたってた物語の進行はとても分かりやすかったです。また、生い立ちや性格によって贖罪の方法も個性が出ており引き込まれてしまいました!
    非常に良かったです!!

  • 3.8

    この作品はとても読みやすく最後まで一気読みしてしまった。

    後味が悪いイヤミスだが
    4人のそれぞれの視点からの話しがとてもわかりやすくすごいと思った。

    だんだんと真相がわかっていく独白スタイルは斬新で見事だった。

    他にも湊かなえさんの作品を読みたくなった。

  • 2024.4.27
    再読

  • 読むの止まらなかった。これがほんとの負の連鎖だと思った。

  • 5人の女性のそれぞれの視点で語られる"贖罪"で物語が紡がれていくのがとてもおもしろく、一気に読み終わった!

  • 15年前に起きた少女殺人事件。
    目撃者の少女達4人に起こる悲劇の連鎖。
    被害者の母親から投げつけられた言葉が、呪いのように4人の人生を狂わせる様は、読んでいて息が詰まりそうになる。
    最後に明かされた真実が更にやりきれない。

  • 一気読みでした!同級生が亡くなってその母からの言葉に縛られた月日・・・。あの日エミリを殺した男、真実を知った時の男の気持ちも知りたい(それが描かれないからいいんだ、とも思うのですが)。ドラマ化されてたの知りませんでした。キャスト見たら超豪華!観たかったなー。

  • 重たいけど面白い。

  • 4人の女の子の身近で起こったある事件をきっかけに、大切な心の何かが壊れ、人生を狂わせていくストーリー。
    どこかに救いはないのか…と思いながら読んでいました。真実が見えるほど、点と点が繋がるほど辛いとは。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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