- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575518702
作品紹介・あらすじ
「男はみんな奇跡を起こしたいと思ってる。好きになった女の子のために」-ある夜、北村志織は部屋の壁の穴から"一年後の今日"を生きている平野という男性に話しかけられた。平野は、同じマンションに住む顔見知りだった。翌日の新聞の見出しを次々と言い当てる平野に、志織はひとつのお願いをされる。"未来の平野"には、ある目的があった-時空を超えた奇跡のラブストーリー。
感想・レビュー・書評
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時空間の話は難しかった
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タイムパラドックスの常として、どう「つじつま」を合わせられるかがある。分岐する未来ではなく、同一線上にあるループした環を永遠に回すにはどうすればいいか。本作も後半にそのつじつまが合わせられる。そこに興味が引かれ、なかなか本が閉じられない。結局一気読みしてしまった。このあとアマプラで観る映画も楽しみ。
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2019年に高橋一生と川口春奈で映画化されてたとは知らなかった。映画は知らないけど、文章で読むと結構ややこしい話で凝り過ぎって気がする。結局つじつまが合ってないようなところもあるような気もするけど追及する気も起きない。でも、まあ設定は面白い
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時空超える系SF×切ない恋愛の話が好きな方へかなりお勧めできる。胸がキューっとなるけど読後の後味は良かった。最近読んだ本で1番好みかもしれない。
恋愛小説はあまり読まないのだけど、時空がずれてて干渉しちゃった系の話は好き。変に泣かせる方向に振れていないことと、謎を解いていくのがベースで、結果として恋愛になるのがとても良い…。割と物騒というか、サスペンス的な要素もあり面白かった。
恋愛の部分はシラノドベルジュラックという戯曲を元にしているらしくて、そちらも気になった。平野さんのまっすぐさ愛しいわ、、 -
9月の恋と出会うまで(双葉文庫)
著作者:松尾由美
発行者:双葉社
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
facecollabo home Booklog
https://facecollabo.jimdofree.com/
時空を超えた不思議な交流を描く。 -
とても凝った内容。
だってエアコンの室外機用の穴から一年後の住人の声が聞こえてくるなんて。
その相手から、同じマンションに住む平野という男性を尾行して欲しいとお願いされ。
どこに向かっているのだろうか、まったくちんぷんかんぷんだったけど、その声が聞こえなくなり、平野に訳を言って謎を解いていくあたりから面白くなってきて。
私の大好きな「シラノ・ド・ベルジュラック」の話も絡んできて益々面白く。
なかなか良かったです。 -
時空を超えた話。好きな女の人のために奇跡を起こしたいと思った男の人。地球の公転周期だとか、四次元とか、パラドックスとか、頭がハテナになる用語もあったけど(私がバカなだけ?