- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575518825
感想・レビュー・書評
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かーーーーーーっ!!もう付き合っちゃえよ!!!!
…という感じですが、まあそれ半分、ライトミステリ半分です。
第1・2章は主人公・葵の影が薄かったですが、その分、第3章では大活躍でした。
しかしこのシリーズは、主要登場人物の生い立ちが皆、複雑すぎる…(主人公・葵以外)
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代理苦地蔵で人気の矢田地蔵尊が初めに出てくる。街中にあるのも面白いが、寺町と言う地名に興味が湧く。秀吉が京都の東側にお寺を並べた。それは東から敵が攻めてきた時の防波堤としてであったと聞く。それが寺町である。
また阿闍梨餅が出てくる。食べたくなる、早起きは嫌だ、と葛藤が続く。むぅ〜。
清貴と葵の関係は阿闍梨餅程に甘いと感じる。こちらは食べたくはないが・・・。清貴の葵に対する想いや葵といる時の他者への対応に女々しさを感じる。
ちょっとしたミステリー擬きを解決したのち、蔵で葵の先輩が登場する。そして清貴のライバルが登場して佳境を迎える。ただ、葵の眼はそこまでになっているのかは、空想に近いものを感じる。
文学的な表現で告白する清貴に、葵が気付かないのももどかしさの演出としては、成功していると感じた。それでも稚拙さを感じるのは歳のせいだろうか。 -
'22年8月7日、Amazon audibleで、聴き終えました。
以前に読んだ、そして気に入っていた「満月珈琲店の星詠み」(←こんな題名でしたかね?)の作者さんだと気付かずに、1~4作目まで聴き終えました。
オッサンが聴くには、ちょっと恥ずかしい…と思える内容に、閉口しながらも…四作を聴き終え、特にこの四作目が、面白かったです。前の三作と比べて、一番ミステリーっぽかったな、と。特に「バレンタインの夜会」が。
気軽に、楽しく聴けました。感謝。 -
コミックで読んでいたからおおよそのあらすじはわかっていたけれど、利休のおじいさまの女子高生嫌いの理由がわかって納得。椿さん夫妻とと誠司さんのお互いを思いやる関係にほっこりし、相笠先生を取り巻く愛憎にぞっとし、お宝探しは自分もワクワクしながら読んだ。
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ライトな事件からヘビーな事件まで、バラエティに富んでいて面白かったです。
このシリーズは京都が舞台なだけあって、ご当地情報がたくさん出てくるのが楽しいですね。
今巻は確かに京都観光の王道と言ったら清水寺だなあと思いながら読んだり、あとは、吉田山荘のカフェ真古館が気になりました。
吉田山辺りのカフェだと茂庵には何度か行ったことがあるのですが、こちらにはまだ行ったことがありません。
とても雰囲気の良さそうなところなので、機会があったらぜひ訪れてみたいです。 -
鑑定話も面白いけど、なんなのこのプラトニックな2人の思い。
このフワフワ感がいいんやろね。
つかず離れずっていうんですか。
最後に葵ちゃんは自分の心に正直になってくれたけどね。
ただ表紙だけはあまり好きじゃないの。 -
第三章までしかないのが意外だったほど、一つの章の話がすごく深かったと感じました。
今回は骨董品の鑑定と言うよりも、ミステリっぽさが濃かった気もします。展開が読めずにワクワクしました。
最後の葵ちゃんの決意というか、自分に正直になろうと言う思いから、好きと言う感情を出すと言う展開に驚きだし、感情を出してからホームズさんとどのように接していくのか、気になるところです。 -
内容(「BOOK」データベースより)
新たな年を迎え、賑わいを見せる京都。寺町三条の骨董品店『蔵』でアルバイトをしている真城葵は、オーナーの孫・家頭清貴とともに、バレンタインデーの夜に吉田山荘で行われる、人気ミステリー作家・相笠くりすの『朗読会』に招待された。『朗読会』には、くりすの担当編集者や親友たちが招かれていた。清貴はそこで、くりすの妹に、3カ月前に姉を殺そうとした犯人を当ててくれと依頼される―大ヒットキャラミス第4弾!E★エブリスタ「ミステリー・推理小説」ランキング第1位。
令和5年11月16日~18日