見習い鑑定士の決意と旅立ち-京都寺町三条のホームズ(10) (双葉文庫)
- 双葉社 (2018年7月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575521320
感想・レビュー・書評
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2018年7月双葉文庫刊。ホームズの推理が冴える、鑑定と豪華旅行の二つの話は、両方とも楽しい。二人は、めざしたところにまで到達したのではないかな。
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小説というよりは、観光案内書。スポンサーでもいるのだろうか。
特に意外な展開もなく、甘い、というほど甘くもなく、予想通りに話が進んで行く。
10巻まで来ると、清貴の魅力も半減するものなのだな。キャラクター造形は大切だけれど、それを生かす物語も大切なのだと学んだ。 -
良かったねぇ
その一言に尽きる
2019.1.28
19 -
恋愛色強めなキャラミスは色々読んでいるけれど、どれも付き合ったら終わりで個人的にはものすごく物足りないと思っていました。なので、私はこういう展開は大歓迎です。途中、あまりにも大きな事件のニオイがしたことに驚きましたが、今回相談があったような事件に巻き込まれていくような話も読みたいなと思いました。それにしても、完璧超人のような清貴が葵のことになるとグダグダ悩んだり焦ったり緊張したりしているギャップがたまらなく良い。
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ようやく楽しみにしていた葵とホームズの旅行が読めて大満足。ホームズの葵への不安もなくなったみたいだし、絵も無事に戻ってきていうことなし。今後、円生が葵にどんなアプローチをしかけるのかが楽しみ。
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シリーズ10作目になります。
今回は葵の20歳の誕生日にホームズが九州の豪華列車「七つ星(もでるはJRの「ななつ星in九州」)」に旅をプレゼントする、というもの。
いままで紆余曲折もあり、また煮え切らない部分もあってやきもきさせられていましたがついに二人が結ばれる、といったところでしょうか。
前作で円生に煽られてから不安定になっていた部分もあったホームズですが、葵への一途な想いは変わらず、読者を安心させてくれました。
今までの作品に比べ(作者も言っていますが)謎解きや鑑定の要素は少し薄く、「甘め」の描写が多く続きます。有川作品にもすこし近いかもしれません。
まだまだシリーズは続くようですので、これからの二人の物語も楽しみです。
個人的には、「主婦である母は(自分で稼いでいるわけではないので)自分の好きなことにお金を使うことに抵抗がある」という葵からの話を受けてホームズが応えた、
「罪悪感を覚える必要は、全くないと思うんです……家庭を会社に見立てると良いかと。たとえば専業主婦の場合は、家が『会社』、働いている夫が『営業』で、家にいる主婦は『経理』だとしましょう。営業が会社の資金を調達してきて、経理は管理をして営業が動きやすいように計らう。そうやって会社は回るのですから、営業だけが好きなように振る舞うのではなく、経理も同じように会社に貢献している社員だと自負すべきかと。罪悪感なんて持つ必要はないですし、経理も息抜きをして、自分の趣味を楽しめばよいと思います。そうすることで、また仕事をがんばれて会社に活気が出るのでしたら、最高ではないですか。もちろん、会社の予算を考えながらになるでしょうがね」
という視点は非常に共感できました。
「家にいて子育てをする」ということは外で働いているときとはまた別の”負担”があることと思いますし、家にいる=楽をしている、という考えは正しくないと感じていましたので、読んでいて爽快でした。
自分にとって(将来の)糧となる「経験」にお金を使うというホームズの姿勢は、やはり素敵だと思いますし、それが(子どもに対しても)できるような生活をめざして、これからも精進していきたいところです。 -
まず、葵と清貴が別れるようなことにならなくてよかったです。私も七つの星の列車に乗って旅したい、、、。
清貴のようにその場で謎解きできる賢さも欲しいです、、。
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や~んもぉホームズさん何から何まで完璧すぎ!O(≧∇≦)O謎解きやトラブル、いろいろあっても今回はホームズさんと葵さんの初旅行の事で、頭の中はパンパン(^^;)しかもクルーズトレインだし!Σ(×_×;)!そして前回の円生の不吉な言葉が気になってハラハラした~(゜゜;)葵の親友・香織の恋も転機をむかえ、こちらも今後が気になる(>_<)あっ由布院のロールケーキは私も大好物です(*^Q^*)♪
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主人公たち二人が上手く行くことを願っているのでこれは嬉しい事でしたが、もっと甘めでも大歓迎ですよ?ただ、途中の『卵子』に関する件は扱いが軽々しくって頂けない。いくらホームズさんを信じているからって、そんな言動はどうかと思うよ。ちょっと、何だかなぁ…でした。
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実名の方がいいのに。
なんだか残念。