- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784575521887
作品紹介・あらすじ
圧巻のスパイサスペンス、待望の文庫化。「十三階」シリーズ第1弾の登場! 警察庁の公安秘密組織『十三階』。この組織は国家の異分子を排除すためには、ときに非合法な捜査も厭わない。若き刑事・黒江律子は北陸新幹線爆破テロを起こした『名もなき戦士団』を殲滅するため、女を使ってまで捜査にまい進する。接触したテロリストを愛してしまったかもしれない――捜査の過程で悩み苦しむ律子は首謀者「スノウ・ホワイト」を逮捕できるのか!?
感想・レビュー・書評
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2024年の幕開け一発目。
某ブグログ界隈で人気沸騰中の吉川英梨さん。初読み。
女性公安×女性テロリスト×アクション×メロドラマ
ずいぶんとまあ盛沢山な内容をわずか390ページでまとめている。
そのせいかパタパタっと話が進む。テンポがいいと言えなくもないが、どこかご都合主義の軽薄さが否めない。
いっそ倍ぐらいのページを使って、じっくり腰を据えて書かれた方が良いような気がした。
もしも京極夏彦さんが同じテーマで書いたら2千ページぐらい楽に使いそうな気がする(笑)
警視庁の公安秘密組織という設定の「十三階」だが、国際テロに対して公安警察だけでなく、公安調査庁や内閣情報調査室などが出てこないのにも違和感があった。そのへんの組織間の軋轢なども書いて欲しい。
年明け一発目は高評価付けれそうなのを選んだんだけどなぁ……。
(ノД`)シクシク-
今、検証いたしました。
手持ちの660ページの文庫が350g。
だから、1k強。
手持ちの730ページの単行本が、800g。
だから、2k強...今、検証いたしました。
手持ちの660ページの文庫が350g。
だから、1k強。
手持ちの730ページの単行本が、800g。
だから、2k強。
でどうでしょうか。
2024/01/07 -
2024/01/07
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2024/01/07
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公安の秘密組織「十三階」
何でもやるんだなという驚きで続きが気になってあっという間に読んだ。
ただ、こんなにも恋愛や濡れ場の多いサスペンスにびっくり。 -
さあ、公安秘密組織「十三階」です。
主人公の女性巡査部長、黒江律子。自分の全てを使いテロ組織の壊滅を目指します。
なかなかスリリングな警察小説(スパイ小説?)。
普通なら寸止めで回避するところを、しない。
テロ組織も公安「十三階」も負けず劣らず、非合法。しっかり、楽しめました。
このシリーズ第一作は、まだ多少、律子さんが不安定さがあってね。警備専科教養講習の再受講をお勧めしたいと思ったのですが、これから一作ごとに非合法に成長していくんだろうなあ。次作で確認。
そして、あのちょっと天然な律子さんの同期男子は、絶対怪しい奴と確信してました。
読んでる時、ネットニュースで、某テレビ局で今回のターゲットに当たる人物と同じ立場の方が取り上げられていて、それほど遠い世界でないのかもしれないと思ったりした。-
おはようございます。
私も経験あり!
だから、1巻来てから予約するようになりました。
みんな1巻だけはよく読むんだよね。おはようございます。
私も経験あり!
だから、1巻来てから予約するようになりました。
みんな1巻だけはよく読むんだよね。2023/11/17 -
おはようございます♪
この吉川英梨さんは何故か図書館に置いてないのが多いみたい…歯抜けとか…
順調に読んでるのはメロリンだけ笑おはようございます♪
この吉川英梨さんは何故か図書館に置いてないのが多いみたい…歯抜けとか…
順調に読んでるのはメロリンだけ笑2023/11/17 -
みんな読まないのか、予約入ってないのよ。
だから、すぐ配本。
ほら、皆さんもっと柔らかい物読むからさ。
暗黒、背徳、上等。みんな読まないのか、予約入ってないのよ。
だから、すぐ配本。
ほら、皆さんもっと柔らかい物読むからさ。
暗黒、背徳、上等。2023/11/17
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遅ればせながら、吉川英梨さんの警察小説にどはまり中。
取調室の戦いの迫力。これは女性にしか書けないと思う。騙し騙されの心理戦メインの話かと思いきや、迫力のハードボイルドも繰り広げられ、おなかいっぱい。満喫。
強くて弱い律子からどんどん目が離せなくなる。次作が楽しみ。 -
日本のスパイ小説は初めて読んだかもしれない。これはフィクションだろう、ありえないと思うところと知らないだけで現実あるかもしれないと思えるところが交互に押し寄せる感じだった。頭脳明晰、才能、適性限られた人だけのポジションであることは勿論、そして女性はその性も犠牲をする覚悟が必要、精神を壊すこもあり得る、そんな前提があれば手を挙げる人材は少ないだろう。律子にしても自分の忠誠心さえも揺らぐくらいすぐにのめり込んだり、レイプされることも恐れていないような危うさが漂っている。圧倒的なヒロインではないところがまた次はどうなるのだろうと期待してしまう。
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この本しんどい!
ブクログのフォロワーさんの感想を見て手に取ったのですが、情緒不安定な人たちばかりでしんどい!警察小説にしては珍しい、しかも公安って血も涙もない系じゃないの?の人たちのまぁ感情の起伏が激しいのなんの。それがしんどい。ただ、むしろその感情の起伏が普通だと思うんです、人として。だからなんか血も涙もない人たちよりも振り回されながらも最後まで読んじゃった、という感じ。
ストーリーは結構派手なテロ組織と公安の攻防戦。頭脳のぶつかり合いじゃなくて人と人のぶつかり合いっていうのがしんどさの理由か。
個人的には主人公より古池の感情の揺れが1番しっくりきました。なんとゆーか、まとも。
あ、今日9/11か。こんな日に偶然だけどテロ小説読んでるなんてなんか、やらかした気分
2023.9.11
155 -
困った
こりゃあ困った
『北方水滸伝』との衝撃の出会いで読書生活の半分くらいは『水滸伝』に捧げてもいいかなと考えてたのに困ったことになってしまった
だめだよもっとちゃんと言っといてくれなきゃ
めちゃめちゃおもろいやないかーい!
シリーズ第五弾まで出とるやないかーい!
すぐ次が読みたくなっとるやないかーい!
はい、中身!(ビシィッ)
まぁいわゆるスパイ小説って言ってもいいと思うですが、日本って諜報ってことでいうとかなり特殊な状況にあるじゃないですか?
表立って諜報機関の看板を掲げる組織がなかったり、スパイを取り締まる法律がちゃんと整備されていなかったり
良い悪いで言うとあんまり良いことではない気もするけど、今ここでそこを突き詰めても、右翼的だとか左翼的だとかって変な話になりそうなんで置いておくとして、とにかく日本は世界の中でもかなり特殊な状況にあるのは間違いないわけです
そしてその特殊な状況が本作『十三階の女』のような、かなり風変わりなスパイ小説を産み出す土壌となっていると思うんです
うーん、困った
こりゃあ、困った
海外に負けない諜報機関をとるか
海外ではなかなかお目にかからないスパイ小説をとるか
Σ(゚Д゚)
ってなんだこの平和ボケMAXな悩みは!-
2023/08/31
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2023/09/01
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2023/09/01
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十三階とは、警察庁公安にありながら、その存在を知られることなく秘密裏に暗躍する部署のことである。個を捨て、国家のためにその身を捧げる壮絶さははかりしれない。とはいえ、いささか極端な部分が抜き出されているように思えて、興醒めな感もなきにしもあらずではある。並の感覚でできる仕事ではないなというのは、痛いほど伝わってくる。