少年たちのおだやかな日々〈新装版〉 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 64
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575522853

作品紹介・あらすじ

こんな時、どうしますか?同級生の母親の不倫現場を目撃してしまったら?姉の婚約者が、ある犯罪の常習者だったら……。ある少年が遭遇する7つの出来事は、驚異のどんでん返し7連発。1999年8月に文庫刊行以来、2度目の新装版。

感想・レビュー・書評

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  • どんでん返しと銘打っているが、正直結末は予想から大きく外れることはなかった。けれどショートミステリーとしてはそれぞれ質が高く楽しめた。

  • どんでん返しと書かれてる割にはあっさりした印象。
    可もなく不可もなく。あまり印象に残らない。

  • 2021.07.18. 読了。

    短編集と言うこともあり、良くも悪くも軽く読める。
    サクサク読めて、短編ごとにいやな感じの後味もあり楽しかった。
    ただ、もう少し深みというか重みというかがある方が好みでした。

  • 見事に穏やかな日々ではなかった。笑
    子ども子どもと言えど、大人と同じくらい黒い感情を持っている。オチもすべて黒いのがすき。

  • 少年たちが巻き込まれ、あるいは引き起こすさまざまな「事件」。ほんのすこし日常でも起こりえそうで、しかしまさかこれほどまでのことだったとは、と驚かされてしまうとんでもないものばかり。なんとも言えない後味は、気味が悪いような爽快なような。ブラックな結末が好きな人にはお勧めです。
    お気に入りは「罰ゲーム」。嫌だなあ、こんなの。想像の斜め上を行っていました。最後の最後まで恐ろしい作品。
    そして「嘘だろ」もインパクト抜群です。知らない方がいいことって、あるよね。
    ラストの「言いなさい」も嫌だあ。いったいどういう風に物語が進むのかと思ったら、まさかそんなことに。そしてそれでもぶれない彼を凄いと思うのか恐ろしいと思うのか……。

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著者プロフィール

1948年大阪生まれ。広告代理店に勤務。1982年、小説現代新人賞を受賞し作家デビュー。主な作品に、『海賊モア船長の遍歴』『クリスマス黙示録』『仏蘭西シネマ』『不思議島』『症例A』などがある。

「2021年 『多島斗志之裏ベスト1  クリスマス黙示録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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