秘剣封印 (双葉文庫 か 29-5 若さま同心徳川竜之助)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575663600

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  • 江戸末期、徳川の血筋の若者徳川竜之介は名前を変えて福川竜之介として見習い同心をしている。

    少しとうが立った美人姉妹の家に不審者が侵入し、朝になると何でもなく家に。という事件が。
    何も被害はないものの、気持ちが悪いと竜之介にお鉢が回る。

    調べていくと、その姉妹、べらぼうな量の酒を毎晩飲んで、へべれけになるという。それを知ってる蝋燭屋の若旦那が、蝋人形を作るモデルにしたのだった。

    小柄な二人ゆえ早桶に入れて、誰も中身を確認しないのをいいことに誘拐して、朝には戻したのだった。

    またある日、冬の夜に大河で水泳をする不審者が何人にも、目撃された。今のところ被害はないものの、なぜ冬なのに夜に水泳なのか?調べてゆくと抜け荷の疑いが。。。

    また、ある時見慣れない動物が長屋のあたりを逃げ回っていた。どう見ても日本の動物ではない。
    訝しがっていると、金髪の少女も見たという証言が竜之介の元に。。。

    気持ちの良い竜之介の命を狙う者たちも入り混じっての物語。

  • 小事面白き

  • テンポが良くて読みやすかった。

  • 秘剣の悲劇。

  • 若さま」同心シリーズ
    運命のライバルもまだ健在のころ
    相変わらずお遊び的な部分や、将来を
    見通した特異な発言
    徳川の視点が垣間見られる捕物帳

  • 幕末ライトノベル「若さま同心 徳川竜之介」シリーズの第5弾です。
    テレビの暴れん坊将軍感覚で、気軽に読める本だよ。
    将軍家に受け継がれる王者の剣を伝授された若さまの秘密は、かなりオープンになりました。
    ま、そのへんも楽しみつつ、街中で起こる不思議な事件の謎解きをおせんべいをかじりつつ軽く楽しむのがこのシリーズの読み方としてベストでしょう(笑)

  • 12/16-12/16

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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